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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

挨拶が終わったアラタが一歩下がると、隣の講師が同じように一歩出てくる。
「クニミツと申します。歳は三二になります。こちらに来る前は塾講師をしていました。宜しくお願いします」
『クニミツ』は端的に挨拶すると、直ぐに元の位置に戻る。
年齢は三二とセイジと同い年、髪形も少し似ているけど顔立ちは硬質的な雰囲気だ。
元塾講師なだけあって真面目そうだし、人に何か教えるのも得意かもしれない。
そんな感じでタブレットと見比べつつ、第一印象を色々考えていく。
そして最後に残った講師が、勢いよく一歩前に出てきた。
「名前はリクです! 二四歳。前の仕事はバーテンダーやってました! 飲み物作るのと、液体を掻き混ぜるのは得意でっす!」
「は、はぁ……」
「リク……余計なことは結構です」
何かヤナセの気に障ったようで、『リク』は早速注意を受けていた。
最後の説明がちょっと謎だが、二四歳は若い。
ナツと同い年だし、若さゆえのノリの良さを感じた。
基本的なことを守っていればスクール側もとやかく煩くないのか、リクは抜いているのか染めているのか、髪の色は金髪だった。
今は外しているけど、耳たぶにはピアスホールが数か所空いている。
う~ん……ノリは明るいけど、ナツのとも違いそうだし、元バーテンダーか……
話とかする機会があったら、話題が合うかな?
「以上……アラタ、クニミツ、リク……この三人の研修を今後琴海さんに受け持って頂く予定ですので……宜しくお願い致します」
ヤナセはリクに向けた厳しい顔から穏やかに笑顔に変わって、三人の挨拶を締め括った。
「は、はい! コトミと申します! 至らぬ点もあると思いますが宜しくお願いします!」
脈をドキドキと逸らせながら、三人に深々とお辞儀をする。
予想だにしていなかった個性的な面々に、思いのほか動揺している自分が居た。
「クニミツと申します。歳は三二になります。こちらに来る前は塾講師をしていました。宜しくお願いします」
『クニミツ』は端的に挨拶すると、直ぐに元の位置に戻る。
年齢は三二とセイジと同い年、髪形も少し似ているけど顔立ちは硬質的な雰囲気だ。
元塾講師なだけあって真面目そうだし、人に何か教えるのも得意かもしれない。
そんな感じでタブレットと見比べつつ、第一印象を色々考えていく。
そして最後に残った講師が、勢いよく一歩前に出てきた。
「名前はリクです! 二四歳。前の仕事はバーテンダーやってました! 飲み物作るのと、液体を掻き混ぜるのは得意でっす!」
「は、はぁ……」
「リク……余計なことは結構です」
何かヤナセの気に障ったようで、『リク』は早速注意を受けていた。
最後の説明がちょっと謎だが、二四歳は若い。
ナツと同い年だし、若さゆえのノリの良さを感じた。
基本的なことを守っていればスクール側もとやかく煩くないのか、リクは抜いているのか染めているのか、髪の色は金髪だった。
今は外しているけど、耳たぶにはピアスホールが数か所空いている。
う~ん……ノリは明るいけど、ナツのとも違いそうだし、元バーテンダーか……
話とかする機会があったら、話題が合うかな?
「以上……アラタ、クニミツ、リク……この三人の研修を今後琴海さんに受け持って頂く予定ですので……宜しくお願い致します」
ヤナセはリクに向けた厳しい顔から穏やかに笑顔に変わって、三人の挨拶を締め括った。
「は、はい! コトミと申します! 至らぬ点もあると思いますが宜しくお願いします!」
脈をドキドキと逸らせながら、三人に深々とお辞儀をする。
予想だにしていなかった個性的な面々に、思いのほか動揺している自分が居た。

