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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

「んぐぅぅぅ~!!」
そう……ヤナセはキスの時にいつも目を半分くらい開けているのだ。
その謎は今だに、解明はされていない――――。
磨いたように輝くヘーゼルの中に、自分の目が映っているのが見えた。
「ふっ……ん……」
透明感のある水晶玉みたいな瞳はとても美しくて、見惚れてしまう。
この瞳にジッと見詰められていると、魂まで吸い取られそうな感覚に陥る。
ただ軽く唇が触れているだけなのに……
頭の芯が朦朧としてくるのは、本当に何か抜き取られているんじゃなかろうか……。
柔らかい恍惚感にウットリとしながら再び閉じかける瞼に反して、ヤナセの唇は離れて行き―――
「お目覚めは……如何ですか? 琴海さん……」
赤みが増したそれに、妖艶な微笑み湛えてきた。
ビリビリビリ――――!!
途端、電流に撃たれたような衝撃が全身に迸る。
「あ……はい、覚めました……」
別に寝ていた訳じゃないのに、思わず反射的に答えてしまうと
「クス……中々……目を開けて下さらないので、どうしたものかと思いまして」
流れ落ちる髪の先で私の頬をなぞりながら、小さく……
それでいて艶やかに微笑まれる。
えっ!?
目を開けさせるための『キス』だったんですか?
それで「お目覚めは如何ですか?」って――――!?
この人は、王子か! 執事か??
天然でサラッと、それも人前でこんなことやってのけてしまうなんて、例えラブカル広しといえども貴方――ヤナセくらいだろ!!
そう……ヤナセはキスの時にいつも目を半分くらい開けているのだ。
その謎は今だに、解明はされていない――――。
磨いたように輝くヘーゼルの中に、自分の目が映っているのが見えた。
「ふっ……ん……」
透明感のある水晶玉みたいな瞳はとても美しくて、見惚れてしまう。
この瞳にジッと見詰められていると、魂まで吸い取られそうな感覚に陥る。
ただ軽く唇が触れているだけなのに……
頭の芯が朦朧としてくるのは、本当に何か抜き取られているんじゃなかろうか……。
柔らかい恍惚感にウットリとしながら再び閉じかける瞼に反して、ヤナセの唇は離れて行き―――
「お目覚めは……如何ですか? 琴海さん……」
赤みが増したそれに、妖艶な微笑み湛えてきた。
ビリビリビリ――――!!
途端、電流に撃たれたような衝撃が全身に迸る。
「あ……はい、覚めました……」
別に寝ていた訳じゃないのに、思わず反射的に答えてしまうと
「クス……中々……目を開けて下さらないので、どうしたものかと思いまして」
流れ落ちる髪の先で私の頬をなぞりながら、小さく……
それでいて艶やかに微笑まれる。
えっ!?
目を開けさせるための『キス』だったんですか?
それで「お目覚めは如何ですか?」って――――!?
この人は、王子か! 執事か??
天然でサラッと、それも人前でこんなことやってのけてしまうなんて、例えラブカル広しといえども貴方――ヤナセくらいだろ!!

