この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目
「んぐぅぅぅ~!!」

そう……ヤナセはキスの時にいつも目を半分くらい開けているのだ。

その謎は今だに、解明はされていない――――。

磨いたように輝くヘーゼルの中に、自分の目が映っているのが見えた。

「ふっ……ん……」

透明感のある水晶玉みたいな瞳はとても美しくて、見惚れてしまう。

この瞳にジッと見詰められていると、魂まで吸い取られそうな感覚に陥る。

ただ軽く唇が触れているだけなのに……

頭の芯が朦朧としてくるのは、本当に何か抜き取られているんじゃなかろうか……。

柔らかい恍惚感にウットリとしながら再び閉じかける瞼に反して、ヤナセの唇は離れて行き―――

「お目覚めは……如何ですか? 琴海さん……」

赤みが増したそれに、妖艶な微笑み湛えてきた。

ビリビリビリ――――!!

途端、電流に撃たれたような衝撃が全身に迸る。

「あ……はい、覚めました……」

別に寝ていた訳じゃないのに、思わず反射的に答えてしまうと

「クス……中々……目を開けて下さらないので、どうしたものかと思いまして」

流れ落ちる髪の先で私の頬をなぞりながら、小さく……

それでいて艶やかに微笑まれる。

えっ!?
目を開けさせるための『キス』だったんですか?

それで「お目覚めは如何ですか?」って――――!?

この人は、王子か! 執事か??

天然でサラッと、それも人前でこんなことやってのけてしまうなんて、例えラブカル広しといえども貴方――ヤナセくらいだろ!!

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ