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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

ヤナセは場所を移動してきて、私の顔を覗き込んできた。
少し傾けた顔を囲むように流れ落ちた髪の毛が、照明の逆光で金色に見えてヤナセの美しさを際立たせる。
どこか切なげに見詰めてくるヘーゼルは、憂いと艶っぽさが織り交ざって有無を言わせずドキドキと鼓動を高鳴らせた。
きっと女性生徒だったら、誰もが魅了されてしまうのではなかろうか。
でも――――
「ヤナセ……さん。次、何をすればいいんですか?」
私は講師だ。
ハッキリと聞いてきた私の言葉に、ヤナセは少し目を伏せる。
「琴海さん……これから新人講師たちを……実習に参加させたいと思います」
ドックン――――!!
遂に新人講師たちが動き出す。
遅かれ早かれだけど、大きく脈打つ音がした。
ゴムを着け終わってこっちに向き直った三人も、不意に訪れた自分たちの出番に緊張した表情になる。
「分かりました……」
どことなく硬くなった声で返事をするとヤナセは優しい微笑みに戻り、額の付近に手をそっと載せてきて
「決して……ご無理はさせませんので」
低く……力強く、言った。
私はジッと見下ろしてくる、二つのヘーゼルを見詰め返す。
この瞳は最初にスクールに来た日から、ずっと見守っていてくれた目だ――――。
どんな窮地からも助けてくれた。
だから私は、ヤナセを信じて付いていけばいいだけだ。
「はい……お願いします」
ヤナセは微笑みながら頷くと、新人の三人に視線を戻した。
少し傾けた顔を囲むように流れ落ちた髪の毛が、照明の逆光で金色に見えてヤナセの美しさを際立たせる。
どこか切なげに見詰めてくるヘーゼルは、憂いと艶っぽさが織り交ざって有無を言わせずドキドキと鼓動を高鳴らせた。
きっと女性生徒だったら、誰もが魅了されてしまうのではなかろうか。
でも――――
「ヤナセ……さん。次、何をすればいいんですか?」
私は講師だ。
ハッキリと聞いてきた私の言葉に、ヤナセは少し目を伏せる。
「琴海さん……これから新人講師たちを……実習に参加させたいと思います」
ドックン――――!!
遂に新人講師たちが動き出す。
遅かれ早かれだけど、大きく脈打つ音がした。
ゴムを着け終わってこっちに向き直った三人も、不意に訪れた自分たちの出番に緊張した表情になる。
「分かりました……」
どことなく硬くなった声で返事をするとヤナセは優しい微笑みに戻り、額の付近に手をそっと載せてきて
「決して……ご無理はさせませんので」
低く……力強く、言った。
私はジッと見下ろしてくる、二つのヘーゼルを見詰め返す。
この瞳は最初にスクールに来た日から、ずっと見守っていてくれた目だ――――。
どんな窮地からも助けてくれた。
だから私は、ヤナセを信じて付いていけばいいだけだ。
「はい……お願いします」
ヤナセは微笑みながら頷くと、新人の三人に視線を戻した。

