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第7章 I Lesson １回目

肌がカッと熱くなって、脳天が持ち上げられたような錯覚を起こす。

指先だけなのに完全無欠な恍惚感が、体中に余すことなく構築されていくようだ――。

ポルチオが小さなボートに左右に揺らされていく度に、自分の視界もグラグラと揺れていく。

「あっ！　あぁぁ……ひゃっ！」

だけど本当にヤナセの動きは巧みで、絶頂に達するまでは決定打は仕掛けてこない。

そしてアラタもぴったりとヤナセの動きに合わせているからか、余計な振動を与えてこなかった。

な、何なの――――！？
この見事なまでのコラボレーション！！

与えられる刺激と共に、二人の阿吽の呼吸に震撼させられる。

色んな衝撃に悶えていると、ヤナセは揺らすのを止めて次は上下にポルチオを扱き始めた。

「ひぇっ！　はぁっ……あぁぁぁっ……」

揺らされるのとはまた違った刺激に、敏感になった子宮は爆発寸前の爆弾みたいにプルプル震える。

さっきの揺れとは違い摩擦される面積が増えた分、倍増した衝撃に全力で叫んだ。

「らめっ！　あぁぁぁ――！！　あっひゃ！　あぁぁぁ……」

隅々まで快感の電磁波が放出されると、脚が震えてマットの上につま先を突き立てる。

背中が弧を描くように、大きく仰け反った。

穴の奥からドッゴン！　ドッゴン！　とオーガズムのミサイルが連射されて、脳みその中で爆発する。

思いっきりハンマーで殴られたらこうなるんじゃなかろうかと思うくらい、目の前に火花が飛び散って――

それは徐々に真白な光の塊になっていった。