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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目
リクの手が足首に触れる。

自分から脚を広げた方が良いかと思ったら

「俺に任せて下さいよ」

人懐っこい笑顔を向けてきた。

同じ人懐っこさでもナツとは違う――――

そう、リクはどちらかと言うと接客スマイル的な印象を与える。

前の職業柄か、リクの資質だろうか……
一歩引いて見られているようで、いまいち感情が読みにくい。

力が込められたリクの手で脚が左右にゆっくりと押し広げられていくと、腿で隠れていたシーツのシミが露わになって、ちょっと恥ずかしい。

ほぼ乾いてはいたけど、跡が色濃く残っている部分もあった。

まだ湿った茂みの奥が空気に触れた瞬間、ゾクッと震える。

蜜を纏って光る湖面をリクはジッと観察でもするように、凝視してきた。

「あ……の」

触られるより、まじまじと見られている方が羞恥心を煽られてしまい、ついリクに声を掛けてしまうと

「あぁ、ごめんね。綺麗な色形をしているから見惚れちゃった」

「は、はぁ……」

ニッコリと満面の笑顔で股間を褒められてしまった。

喜んでいいものか、微妙な気分になる……
流石元バーテンダー、口も達者だ。

そしてやっぱりちょっと、油断ならない気がした。

「リク……余計なことを言って、琴海さんを動揺させないように」

戸惑っているのが表情に露骨に出てしまい、ヤナセにリクを注意までさせてしまって恐縮する。

だけど……いつもヤナセの言葉に動揺させられているんですけど――――

とも思ってしまったりした……。

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