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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目
チュプ……ピチャ……

リクの舌先が割れ目を扱く度に揺れる肉ヒダが蜜を弾く。

「あぁ……ふぅん……」

蜜口の滑りで遊んでいるかのように、扉の上を軽く舐め上げる。

中に招き入れたいのか亀裂がピクピクと痙攣して、時たま口を開いてはシロップを吐き出した。

「はっ……はぁ……」

割れ目をこんなにも狙い撃ちされることはそんなにない。

ジリジリと湧き上がる快感が心地良いようで、もどかしくて――

早く核心に触れて欲しくなる。

木の実も食べごろと言わんばかりに熟れて来て、ぷっくりと膨れてきた。

集まって来る血流に、恥骨の奥が疼いて熱く感じる。

硬い枝で弾かれて、甘い蜜を滴らせたい――――。

眩暈にも似た浮遊感に襲われた瞬間……

「あぁ……あっ……」

それは、突然起きてきた――――

与えられる刺激に反応する身体に、意識は突如フラッシュバックを起こし始めた。

リクの舌の動きと共に、クニミツやアラタに刺激された感覚が入り混じる。

それはまるで子宮の記憶が、一気にリプレイしていくみたいだった。

今はリクしか触れていないのに、二人残像の感触に体中が弄られていく。

現実と感覚の断層にぐにゃりと視界が歪み、頭の中がプチパニックに陥いる。

「ふっん……あぁぁ……やっ! あぁぁぁ――!!」

「琴海さん?」

「えっ?」

様子がおかしくなった私の手を咄嗟にヤナセは力いっぱい握り、もう片方の手を頬に宛がう。

リクもこれには驚いたみたいで舌の動きを止めて顔を上げてきた。

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