この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目
「あぁっ! やぁぁっ!」

自分でもいきなりどうしてこうなったのか、解らない。

ただ身体中が弄られる感覚が、異様に怖かった。

こういう時、人間は防衛本能からか過去の記憶までフラッシュバックを起こす。

浮気を疑われて元旦那に無理やり、性行為を強要された記憶まで蘇ってきた。

「いやっ!」

襲い掛かって来る記憶を振り払うように、思いっきり手を振り上げると――――

パッシン!

空を切る筈の手が、途中で止まった。

次の瞬間、金色の糸が視界を覆い温かい衣が身体を包んでくる。

「琴海さん……大丈夫です」

「あ……ぁ……」

耳触りの良い低い声……
頬を撫でる柔らかい髪……
キメ細い、綺麗なかい肌……

トックントックンと一定の律動で響く心音に、気持ちが落ち着いてくる。

私はヤナセの胸の中にいた――――。

「ヤナセ……さん?」

「はい……そうですよ……」

ヤナセは子供をあやすように、私の背中を優しく撫でていく。

背中を摩るヤナセの手が温かくて、その感触に少しずつ思考が現実と重なりだす。

「すみません……私、レッスンを……」

「大丈夫です……お気になさらず」

言い掛けている途中で、先を読んだヤナセが言葉を遮ってきた。

「それ以上は……言う必要はありませんよ」とでも言われているような気がした。

ヤナセの胸の中は、凄く温かくて――――

リクたちが見ているのも忘れて、温もりに浸ってしまう。

小さく丸まっている私をヤナセは、ただ優しく抱き締めてくれていたけど……

「俺、何か不味いことしましたか?」

突然クンニを中断されたリクが、心配……ではなく、不満そうに聞いてきた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ