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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

決意新たに顔を上げる。
身体を後ろに引くとヤナセは背中に回していた腕を静かに離し、心配そうに顔を覗き込んでくる。
「琴海さん……今日のレッスンはここまでに致しましょう」
私にもレッスン終了を告げてきた。
「でも……最後にまだ……」
『挿入』が残っていますとは言いにくくて、もごもごと口ごもっている私にヤナセは少し困ったような顔をして
「最初のレッスンですので……様子見なのもあります。これから更にハードになっていくので……初めから無理は禁物です」
「はい……そうかもしれませんが」
「琴海さんは元々……無茶しやすいので、気を付けて下さいね」
そう付け足すと、優しく微笑み掛けてきた。
「……はい」
ヤナセの言っていることは正当な理由だけど、三人に中途半端なレッスンをさせてしまうのは心残りだ。
さっき何であんなことが起きたかは解らないけど、ヤナセとなら大丈夫な気がする。
それは多分、ヤナセへの絶大な信頼感。
だから――――
「ヤナセさん……出来そうな所まで今日はやらせて貰えませんか」
「琴海さん……」
懇願するように想いを込めて、ジッとヤナセの顔を見詰める。
綺麗なヘーゼルには、必死な顔をした自分の顔がはっきりと映っていた。
ヤナセは目を細めて、しばし思索している。
ドックン……ドックン……
ヤナセは一体どうするだろう……。
この数秒間が異様に長く感じて、緊張が心臓の音を大きくさせた。
身体を後ろに引くとヤナセは背中に回していた腕を静かに離し、心配そうに顔を覗き込んでくる。
「琴海さん……今日のレッスンはここまでに致しましょう」
私にもレッスン終了を告げてきた。
「でも……最後にまだ……」
『挿入』が残っていますとは言いにくくて、もごもごと口ごもっている私にヤナセは少し困ったような顔をして
「最初のレッスンですので……様子見なのもあります。これから更にハードになっていくので……初めから無理は禁物です」
「はい……そうかもしれませんが」
「琴海さんは元々……無茶しやすいので、気を付けて下さいね」
そう付け足すと、優しく微笑み掛けてきた。
「……はい」
ヤナセの言っていることは正当な理由だけど、三人に中途半端なレッスンをさせてしまうのは心残りだ。
さっき何であんなことが起きたかは解らないけど、ヤナセとなら大丈夫な気がする。
それは多分、ヤナセへの絶大な信頼感。
だから――――
「ヤナセさん……出来そうな所まで今日はやらせて貰えませんか」
「琴海さん……」
懇願するように想いを込めて、ジッとヤナセの顔を見詰める。
綺麗なヘーゼルには、必死な顔をした自分の顔がはっきりと映っていた。
ヤナセは目を細めて、しばし思索している。
ドックン……ドックン……
ヤナセは一体どうするだろう……。
この数秒間が異様に長く感じて、緊張が心臓の音を大きくさせた。

