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ラブカルチャースクール 3
第7章 I Lesson 1回目

三人も、ヤナセの裁断を黙って見守っているのが伝わってくる。
重くのしかかってくるような空気を感じながらも、ヤナセから視線を外さないでいると――――
「……分かりました。ただし、先ほどみたいな状態になりましたら……即中断致します」
観念した――――と言うよりは、ここまで想定済みのようにヤナセは穏やかに言ってきた。
「はい! 分かりました! 宜しくお願いします!」
自分の意思が通じた感動に胸が熱くなる。
きっと今の私の瞳は、漫画みたいにキラキラ輝いているかもしれない。
口を大きく開けてヤナセに笑顔を向けると、眉を寄せて苦笑いされる。
「本当に……琴海さんの一所懸命な姿には……心動かされてしまいますね」
「えっ?」
小さく囁いたヤナセの言葉の語尾が聞き取れなくて、思わず聞き返したけどヤナセは「いえ……」と一言だけ言って優しく微笑んだ。
「ローブから……ゴムを」
「はいっ!」
ヤナセは三人に徐に手を伸ばし王子様さながらの様相に、一瞬見惚れたのかクニミツが慌ててローブを持ち上げる。
床に落ちたローブは誰かが拾って机にたたんで置いてあったようだ。
クニミツはローブのポケットからヤナセのゴムを取り出して素早く渡した。
「ありがとう……クニミツ」
「は、はい!」
ヤナセがお礼を言って微笑み掛けると、クニミツの顔が一気に赤くなった――――
のと同時に、少し腰を引いた気がする……。
そんなクニミツが気になったけど、ヤナセがまだゴムを装着していない事実に今気づき、別の問題が気になってきた――――。
重くのしかかってくるような空気を感じながらも、ヤナセから視線を外さないでいると――――
「……分かりました。ただし、先ほどみたいな状態になりましたら……即中断致します」
観念した――――と言うよりは、ここまで想定済みのようにヤナセは穏やかに言ってきた。
「はい! 分かりました! 宜しくお願いします!」
自分の意思が通じた感動に胸が熱くなる。
きっと今の私の瞳は、漫画みたいにキラキラ輝いているかもしれない。
口を大きく開けてヤナセに笑顔を向けると、眉を寄せて苦笑いされる。
「本当に……琴海さんの一所懸命な姿には……心動かされてしまいますね」
「えっ?」
小さく囁いたヤナセの言葉の語尾が聞き取れなくて、思わず聞き返したけどヤナセは「いえ……」と一言だけ言って優しく微笑んだ。
「ローブから……ゴムを」
「はいっ!」
ヤナセは三人に徐に手を伸ばし王子様さながらの様相に、一瞬見惚れたのかクニミツが慌ててローブを持ち上げる。
床に落ちたローブは誰かが拾って机にたたんで置いてあったようだ。
クニミツはローブのポケットからヤナセのゴムを取り出して素早く渡した。
「ありがとう……クニミツ」
「は、はい!」
ヤナセがお礼を言って微笑み掛けると、クニミツの顔が一気に赤くなった――――
のと同時に、少し腰を引いた気がする……。
そんなクニミツが気になったけど、ヤナセがまだゴムを装着していない事実に今気づき、別の問題が気になってきた――――。

