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第7章 I Lesson １回目

無意識とはいえ、こうなると腰が動かせなくなる。

だけどヤナセは――――

「クス……」

小さく微笑むと耳元に口を寄せてきて……
ふぅ～と息を吹きかけた。

「ひゃんっ！」

ゾクゾクとしたこそばゆさが耳から首筋へと這っていき、反射的に腰が揺れてガッチリとロックしていた脚から力が抜ける。

その瞬間、ヤナセが反対側に腰を旋回させた――――。

「あぁぁぁ――――！！」

途端が、全身が雷に撃たれる。

本当に軽く回されただけなの、ヤナセの竿と肉筒の絶妙なフィット感が相乗効果を発揮して、オーガズムの連射を引き起こしていく。

「あぁぁぁんっ！　ひゃっ！　うっあぁぁぁぁ――――！！」

恍惚感を通り越して、頭も身体も爆発しそうな感覚だった。

世の中全てが、真白になってイク。

身体が凄い勢いで宙に浮いて、空に飛んでイッてしまう。

無理ムリィィィ――――！！

何が無理なのかも今は考えられない。

ただ限界だと理性より本能が悟って、信号を発信する。

「あっ！　んっあぁっ！」

一気に大気圏まで飛んだのか、喉の奥が詰まったみたいに息が上手く出来なくて、声がぶつ切りに途絶えだす。

「もう……終わりましょうね」

ヤナセが終焉を告げて腰を引き始めたが、少しの摩擦が私に止めを刺してきた。

硬い肉竿がニュルニュルと抜けていく感触が膣菅に反響して、ググッと収縮が促進される。

興奮した子宮が膨らみ、全身が大きく震えた。

電流が激しく身体の末端まで駆け巡り――――

バッチィィィンッ！！

「――っ！！　はぅっ！」

脳みそがショートした瞬間……

私の意識もシャットダウンした――――。