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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

何か……物凄く気まずい――――。
今すぐこのバミューダから抜け出したいけどそれも出来ないし。
ここはジュリ張りに、強気で乗り切るしかない!
これ位でおどおどして、ラブカル講師が務まるものか!
そう思ったら、自然と言葉が口を衝いてきた。
「このタブレットで講師の自室って調べられるんですか?」
無難にホズミを見上げて、さっきまで調べていたセイジの画面を見せる。
「んっ? そうね、出ているわよ……でもねぇ」
「え……でも?」
タブレットで調べられることは分かったが、少し苦笑いするホズミの表情に一抹の不安が過っていく。
やっぱり……怪しまれているのかな?
大人しく教室に戻るしかないかと思ったら――――
パッシィィィン!
合図のようにハナブサの扇子が閉じる音が鳴る。
「着いたぞ、チビ」
「はい?」
「うふ! もう到着してるのよね~」
「え……えぇぇぇ!」
どうやらセイジの名前が出た時点で、ワタリが部屋の階数を押しくれていたのだ。
相変わらず隙のない三人に色んな意味でドキドキしてしまう。
そして何気にエレベータジャック状態になっていることに気付き、急いで開かれたドアから跳ねるように飛び出し、クルッと身体を反転させて三人の方に向き直り深々と頭を下げる。
「ありがとうございます!!」
「琴海さん、このまま右へ真っすぐ行けば途中にセイジの自室があります」
ハナブサはまるで舞の型のように、扇子を持った腕を真っすぐ伸ばして行き先を指し示してくれた。
今すぐこのバミューダから抜け出したいけどそれも出来ないし。
ここはジュリ張りに、強気で乗り切るしかない!
これ位でおどおどして、ラブカル講師が務まるものか!
そう思ったら、自然と言葉が口を衝いてきた。
「このタブレットで講師の自室って調べられるんですか?」
無難にホズミを見上げて、さっきまで調べていたセイジの画面を見せる。
「んっ? そうね、出ているわよ……でもねぇ」
「え……でも?」
タブレットで調べられることは分かったが、少し苦笑いするホズミの表情に一抹の不安が過っていく。
やっぱり……怪しまれているのかな?
大人しく教室に戻るしかないかと思ったら――――
パッシィィィン!
合図のようにハナブサの扇子が閉じる音が鳴る。
「着いたぞ、チビ」
「はい?」
「うふ! もう到着してるのよね~」
「え……えぇぇぇ!」
どうやらセイジの名前が出た時点で、ワタリが部屋の階数を押しくれていたのだ。
相変わらず隙のない三人に色んな意味でドキドキしてしまう。
そして何気にエレベータジャック状態になっていることに気付き、急いで開かれたドアから跳ねるように飛び出し、クルッと身体を反転させて三人の方に向き直り深々と頭を下げる。
「ありがとうございます!!」
「琴海さん、このまま右へ真っすぐ行けば途中にセイジの自室があります」
ハナブサはまるで舞の型のように、扇子を持った腕を真っすぐ伸ばして行き先を指し示してくれた。

