この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー
何か……物凄く気まずい――――。

今すぐこのバミューダから抜け出したいけどそれも出来ないし。
ここはジュリ張りに、強気で乗り切るしかない!
これ位でおどおどして、ラブカル講師が務まるものか!

そう思ったら、自然と言葉が口を衝いてきた。

「このタブレットで講師の自室って調べられるんですか?」

無難にホズミを見上げて、さっきまで調べていたセイジの画面を見せる。

「んっ? そうね、出ているわよ……でもねぇ」

「え……でも?」

タブレットで調べられることは分かったが、少し苦笑いするホズミの表情に一抹の不安が過っていく。

やっぱり……怪しまれているのかな?

大人しく教室に戻るしかないかと思ったら――――

パッシィィィン!

合図のようにハナブサの扇子が閉じる音が鳴る。

「着いたぞ、チビ」

「はい?」

「うふ! もう到着してるのよね~」

「え……えぇぇぇ!」

どうやらセイジの名前が出た時点で、ワタリが部屋の階数を押しくれていたのだ。

相変わらず隙のない三人に色んな意味でドキドキしてしまう。

そして何気にエレベータジャック状態になっていることに気付き、急いで開かれたドアから跳ねるように飛び出し、クルッと身体を反転させて三人の方に向き直り深々と頭を下げる。

「ありがとうございます!!」

「琴海さん、このまま右へ真っすぐ行けば途中にセイジの自室があります」

ハナブサはまるで舞の型のように、扇子を持った腕を真っすぐ伸ばして行き先を指し示してくれた。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ