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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

それから五分くらい経過した頃――――
カチャ!
「はぁ~! 終わったわよ~! あれサナお帰り」
「サナさん……戻られましたか?」
ヤナセとジュリが教室に戻ってきた。
報告の順番を決めたのにヤナセがわざわざ戻って来たのは、多分サナのことを気にしたんだろう。
案の定――
「先に……サナさんの報告を伺わせて頂きたいと思います。カレンさんと、琴海さん……順番がズレますが宜しいですか?」
ヤナセはサナの体調を気遣ったように報告順を変えてきた。
「はい、構いません」
「私も、大丈夫です!」
勿論異論はなく、私もカレンもすんなりと承諾する。
「やった! 私先で良かったぁ~!」
ジュリは相変わらず空気が読まないような発言をしてくるもんだから、カレンの明らかに不愉快そうな表情になった。
またしても一触即発な雰囲気が流れると――――
「ジュリさんも……全員の報告が終わるまで……報告書を書いていて下さいね」
「えぇぇ~!?」
終わった順に休憩に入れるとでも思ったのか、ジュリはショックな顔を作っていた。
「クス……では皆さん、報告書……宜しくお願いしますね」
「はい……」
笑顔でサナと教室を出るヤナセに、気持ち重たい返事になる。
報告書――どうしようかな。
「ふぅ……」
中々書き進められない文章にタブレットへ小さな溜息を吐いてしまう。
そんな私の横で――――
「ちょっとジュリ。冗談でもあんな言い方不愉快だから止めなさいよ」
「え~いいじゃない。あれくらいのことでいちいち気にしてたら、この先持たないわよ」
「そうじゃなくって」
突如、ジュリとカレンのバトルが始まった。
カチャ!
「はぁ~! 終わったわよ~! あれサナお帰り」
「サナさん……戻られましたか?」
ヤナセとジュリが教室に戻ってきた。
報告の順番を決めたのにヤナセがわざわざ戻って来たのは、多分サナのことを気にしたんだろう。
案の定――
「先に……サナさんの報告を伺わせて頂きたいと思います。カレンさんと、琴海さん……順番がズレますが宜しいですか?」
ヤナセはサナの体調を気遣ったように報告順を変えてきた。
「はい、構いません」
「私も、大丈夫です!」
勿論異論はなく、私もカレンもすんなりと承諾する。
「やった! 私先で良かったぁ~!」
ジュリは相変わらず空気が読まないような発言をしてくるもんだから、カレンの明らかに不愉快そうな表情になった。
またしても一触即発な雰囲気が流れると――――
「ジュリさんも……全員の報告が終わるまで……報告書を書いていて下さいね」
「えぇぇ~!?」
終わった順に休憩に入れるとでも思ったのか、ジュリはショックな顔を作っていた。
「クス……では皆さん、報告書……宜しくお願いしますね」
「はい……」
笑顔でサナと教室を出るヤナセに、気持ち重たい返事になる。
報告書――どうしようかな。
「ふぅ……」
中々書き進められない文章にタブレットへ小さな溜息を吐いてしまう。
そんな私の横で――――
「ちょっとジュリ。冗談でもあんな言い方不愉快だから止めなさいよ」
「え~いいじゃない。あれくらいのことでいちいち気にしてたら、この先持たないわよ」
「そうじゃなくって」
突如、ジュリとカレンのバトルが始まった。

