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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

「下らないわね。私たち講師なのよ。担当なんて誰だっていいじゃない」
カレンが助け舟なのか、ジュリへの対抗意識なのか――どちらにしても真っ当な意見を言ってきた。
「そうだよね! うん!」
カレンに透かさず賛同すると、ジュリは特に気にしている風でもなく寧ろ楽しそうに聞いてくる。
「カレンは今日、担当誰だったのよ~?」
「えっ! 何でよ」
「誰だっていいじゃない! って言ったのカレンなんだから~別に隠すことでもないでしょ! 情報交換よ~」
ジュリと話していると、ノリが段々女子会モードぽくなってきた。
情報交換とは言っても多分半分は興味なようにも思えるけど、正直他のメンバーの担当が誰だったかは気になるところだ。
「ふんっ……『マサキ』っていう講師だったわよ。少し年配風の」
「へぇ~。知らないわね~。カッコいい?」
あっ! カレンの担当はなんとバリトンボイス『マサキ』だったようだ。
それに二人は、今までマサキが担当になったことがない様子だった。
知っている講師に胸の内で一人熱くなっていると私をそっちのけで、ジュリはマサキのことを更に聞き出していく。
「はぁ? そんなこといちいち気にしてないわよ」
「もう~カレンは、つまんないわね~! ねぇどんな感じ?」
「どんなって……落ち着いていて、声が艶っぽかったかしらね」
「なるほど、ダンディな感じなのね~」
そうそう! 正に『ダンディ』を絵に描いたようなマサキ。
マサキが担当なら、カレンは凄く安心だっただろうな~。
優しいマサキの笑顔を思い浮かべてうんうんと頷きながら
「そういうジュリは、誰だったの?」
次はジュリの担当が誰だったか聞いてみた。
カレンが助け舟なのか、ジュリへの対抗意識なのか――どちらにしても真っ当な意見を言ってきた。
「そうだよね! うん!」
カレンに透かさず賛同すると、ジュリは特に気にしている風でもなく寧ろ楽しそうに聞いてくる。
「カレンは今日、担当誰だったのよ~?」
「えっ! 何でよ」
「誰だっていいじゃない! って言ったのカレンなんだから~別に隠すことでもないでしょ! 情報交換よ~」
ジュリと話していると、ノリが段々女子会モードぽくなってきた。
情報交換とは言っても多分半分は興味なようにも思えるけど、正直他のメンバーの担当が誰だったかは気になるところだ。
「ふんっ……『マサキ』っていう講師だったわよ。少し年配風の」
「へぇ~。知らないわね~。カッコいい?」
あっ! カレンの担当はなんとバリトンボイス『マサキ』だったようだ。
それに二人は、今までマサキが担当になったことがない様子だった。
知っている講師に胸の内で一人熱くなっていると私をそっちのけで、ジュリはマサキのことを更に聞き出していく。
「はぁ? そんなこといちいち気にしてないわよ」
「もう~カレンは、つまんないわね~! ねぇどんな感じ?」
「どんなって……落ち着いていて、声が艶っぽかったかしらね」
「なるほど、ダンディな感じなのね~」
そうそう! 正に『ダンディ』を絵に描いたようなマサキ。
マサキが担当なら、カレンは凄く安心だっただろうな~。
優しいマサキの笑顔を思い浮かべてうんうんと頷きながら
「そういうジュリは、誰だったの?」
次はジュリの担当が誰だったか聞いてみた。

