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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
うっわぁぁぁ~!
ジュリに釣られてカレンがキャラ崩壊しそうだ!

そうなると、ジュリの方が一枚上手なのだろうか?

何にせよ、ことある毎に衝突してしまう二人がかなり心配になってしまう。

「あらカレン、解っているじゃなぁい」

だけどジュリは皮肉すらもポジティブに受け答えしたものだから、能天気な感じのジュリにカレンは思いっきり眉間に皺を寄せた。

微妙な視線を交わす二人の背後に蛇とマングースが浮かびあがって見えて、背中に鳥肌が立つ。

「そうだよね! やっぱり相性もあるよね!」

「まぁね~。じゃぁコトミはアソコの相性が良かった講師っているの?」

「えっ! そ、そりゃぁ~」

空気を変えようと思って発した言葉が、あらぬ展開に進んでいく。

わぁぁぁん!
ソコまで突っ込んでこないでよ~ジュリィィィ!

墓穴を掘ってしまったと後悔しつつ、ここで素直に『ヤナセ』の名前なんか出した暁には恐ろしいことになるに決まっている。

ここは上手く切り抜けたい。

「そ、それは企業秘密です」

「あははは~! 企業秘密って面白~い! 余計気になるわ。誰よ誰!?」

あぁぁぁ……。
やっぱり簡単には引いてくれないのか。

それどころかジュリは、ノリノリで話を広げていく。

「私はね~。ナオシでしょ~シュウゴに~」

「へぇ~そんなにいるんだ」

アソコの相性より知らない講師の名前が新鮮で、逆に気になって聞き入ってしまった。

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