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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
「セイジの……レッスンのこと知ってるんでしょ~! 今『だよね』って同調したわよね~」

えぇ――そこか!?

私の気持ちがバレている訳ではなくて、セイジのレッスンを受けたことがあるということを当てられただけだった。

これからは、ジュリの言い回しによくよく注意しなきゃだわ……。

「うん、私も少しは受けたことあるよ」

割と頻繁に受けていたことは言わない方が良いだろう。

ジュリにはどんな小さなことも、迂闊には言えないと思った。

「そっか~。コトミもセイジは少ししか受けられなかったんだね~」

「うん! そうそう少し!」

「何か途中でさぁ、『独占コース』にセイジ持ってかれたみたいなんだよね~。あんな人気ある講師独占すんじゃない! って思わない?」

「そう……ですよね」

いや……それ私です――とは言えない。

「あは! 何、コトミいきなり敬語なの~? もしかしてコトミ……」

ギックゥ~!!
もしかしてじゃなくて、『独占コース』が私だったって悟られた!?

「いや……あのね、ジュリ」

「もしかして、コトミも妬きもち? 恥ずかしがらなくていいから言っちゃいなさいよ~」

「……いえ、違います」

ジュリの暴走っぷりに、却って冷静になった。

的を得ているのか、思いっきり外しているのか――良く解らないけど、これはジュリの話術なのかもしれない。

取り敢えず惑わされないように気を付けよう。

私とジュリが脱線している間にも、カレンはマイペースにレポートに勤しんでるし!

すっかりジュリのペースに乗せられたことを心の中で反省していると、ドアが開き長身のシルエットが現れる。

ドアの方に振り向くと――

「次……カレンさん……別室にお願いします」

報告の順番を呼びに来たのは――――ヤナセだった。

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