この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
――――サナじゃない?

ジュリも一瞬黙って、ヤナセの方へ振り向く。

「サナさんは……先に上がって頂きました」

ヤナセはお得意の読心術で、私たちの知りたいことを教えてくれた。

「分かりました」

青白かったサナの顔が浮かんで気になってしまう。

「ご飯、食べにくるかしらね~」

相変わらずな口調だけど、ジュリもサナの体調を気にしていた。

カレンは黙ってドアに向かっていく。

語らずとも三人其々が、サナのことを考えているのは伝わってくる。

ヤナセとカレンが別室に向かっていき、ドアが静かに閉じられた。

「サナ……大丈夫かな。担当って誰だったんだろ?」

講師を指導する立場なら『特別講師』レベルな筈だ。

ジュリも知っている講師かもしれないし、この状況の流れで話に続いてくるかと思った――――

「ねぇ……コトミ」

「うん」

「相性が良い講師って……誰なのよ~!!」

「はぁ~!?」

ジュリはまだ『アソコの相性』を追求してきた。

てか、そんなに気にすることなの!?

「誰だっていいじゃん!」って言ったところで、簡単に引くようならこんな時間差攻撃までして聞いてこないだろう。

ここは答えるしか、ないかもしれない――――。

私はまんまとジュリの術中に嵌められていく。

ごめんなさい……でも嘘じゃないから――――。

「セイジ……私もセイジが良かったかな」

ヤナセと答えるより、自分自身でもベストな答えだと思った。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ