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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

目の前に置かれたカップも生徒の時よりシンプルに真白で絵柄も入っていないけど、ヤナセが淹れてくれただけで凄く高級に見える。
「カップも上品なデザインですね~」
何気に思ったことを言いながら、カップを口元に寄せていと――
「えぇ……ロイヤルコペンハーゲンのホワイトフルーテッドと言います。私が時たま使っているカップで何ですが……」
「ぶふっ!」
やっぱり高級だったのもさることながら、ヤナセの私物だと知って口に含んだ紅茶を噴きそうになった。
「琴海さん……大丈夫ですか?」
透かさずハンカチを出してくれたヤナセに低調にお断りをして、急いで自分のハンカチをポケットから取り出し口元を拭いた。
「だ、大丈夫です……。カップが高級だったので驚いてしまいまして」
「いえ……然程高い物ではありませんので、お気になさらないで下さい」
「まぁ……はい」
多分ヤナセの私物であることに驚いたことは、流石のヤナセでも考えてなさそうだ。
紅茶飲むだけで異様に緊張してしまうので、美味しい紅茶をゆっくり味わいたかったけど一気に飲み干した。
「喉が渇いてらっしゃいましたかね……もう一杯如何ですか?」
ティーポットを持ってまるで何かのCMのように、艶やかに微笑むヤナセの申し出を断れる訳もなく満面の笑顔で返す。
「……是非、頂きます!!」
結局緊張を倍増ししただけだった。
「カップも上品なデザインですね~」
何気に思ったことを言いながら、カップを口元に寄せていと――
「えぇ……ロイヤルコペンハーゲンのホワイトフルーテッドと言います。私が時たま使っているカップで何ですが……」
「ぶふっ!」
やっぱり高級だったのもさることながら、ヤナセの私物だと知って口に含んだ紅茶を噴きそうになった。
「琴海さん……大丈夫ですか?」
透かさずハンカチを出してくれたヤナセに低調にお断りをして、急いで自分のハンカチをポケットから取り出し口元を拭いた。
「だ、大丈夫です……。カップが高級だったので驚いてしまいまして」
「いえ……然程高い物ではありませんので、お気になさらないで下さい」
「まぁ……はい」
多分ヤナセの私物であることに驚いたことは、流石のヤナセでも考えてなさそうだ。
紅茶飲むだけで異様に緊張してしまうので、美味しい紅茶をゆっくり味わいたかったけど一気に飲み干した。
「喉が渇いてらっしゃいましたかね……もう一杯如何ですか?」
ティーポットを持ってまるで何かのCMのように、艶やかに微笑むヤナセの申し出を断れる訳もなく満面の笑顔で返す。
「……是非、頂きます!!」
結局緊張を倍増ししただけだった。

