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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
二杯目のキャラメルティーを啜る私の向かいで、ヤナセはノートパソコンを開いてレッスンの話を始めた。

「レッスンの流れとしましては……基本に沿ってシンプルにさせて頂きました」

「はい」

確かにシンプルだったけど、ただで終わらせないのがヤナセ様でした。

などと胸の内で相槌を入れてしまう。

「最後の挿入も……下手にピストン運動するよりは、Gスポットとポルチオの刺激の仕方の実演が主でしたので……以前のレッスンに比べたら絶頂感は足りないと思われますが、ご了承下さい」

「は……い」

挿入後のプレイもこうやってヤナセから説明受けると、通院の治療経過でも聞いている気分になってくる。

それも数回腰を動かしただけで意識を吹っ飛ばしておいて、『足りない』とは末恐ろしい。

いつもレッスンは手加減しているのだろうか?

ヤナセが本気出したらどうなるんだろう――?

考えただけでも手が震えて、紅茶が気管に入りそうになった。

カップを口に付けて小刻みに震えている私をヤナセは目を細めてジッと見詰めてくる。

「琴海さん……まだ気分が優れませんか?」

「えっ! いえ、大丈夫です」

ヤナセの問いかけに焦りながらも、液体が撥ねないようにカップをソーサーに戻して真っ直ぐ正面を向くと、不思議な色で輝く双眼が心配げに揺れていた。

美しく憂いてくる本人の本気を考えて怯えていたとは、絶対言えやしない。

動揺している様にヤナセは更に目を細めてから瞼を上げ、睫毛の奥のヘーゼルが私を射貫くように直視してきた。

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