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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
「フラッシュバックが……起きたかと思います。更に過去にセックスに対するトラウマがあったら尚のこと……その記憶も引き出されてしまったかと」

「は……ぃ……」

以前元旦那に軟禁状態にされて、外に出れなくなったのを知っている。

その時に私がされたこともアフターフォローのためにと、状況を掻い摘んでヤナセだけには話してあった。

改めて当時の出来事を深くは掘り起こさなかったけど、ずっと気にしていてくれたのが伺える。

「ですので……今回も少々懸念がございました。過去のご経験も含めて……何かしら起こる可能性があることは想定しておりました」

「そうですよね……」

だから今日の担当はヤナセだったのかな……。

でも毎回ヤナセが担当になるとは限らないだろう。

その内、新任講師たちと一対一のレッスンだってある筈だ。

ヤナセが居ない時にまた、今日と同じことが起きたら――――。

色々と不安が過って、明らかに表情が曇っていたと思う。

胸の内を察しただろうヤナセが、優しく微笑んだ。

「アラタ、クニミツ、リクの三人が一緒に研修するのは……今日だけになります」

ビクッ!

ヤナセの言葉に、少し肩が竦んでしまった。

それって……私のせい?

神妙な面持ちでヤナセを見ると、私の不安を和らげるかのように微笑んでいる。

「大丈夫ですよ……いつも最初だけなんです。一緒にレッスンさせるのは……テクニック面だけじゃなく、他にもチェックする事項がありましたので」

本当にそれなら良いんだけど……

内心少しホッとすると――――

「それに最初の頃は、慢心している場合もありますので……数人で実習することで、甘さを排除させる意味もあるんです」

「あ……」

途端、三人に対して恐ろしく厳しかったヤナセの姿を思い出した。

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