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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

フラッシュバッグとサナのことを一通り話が終わると、次が自分自身のレッスンの感想を伝える番だった。
「前置きが長くなって……申し訳ありません。コトミさんの今日のレッスンの率直な感想など……ございましたら聞かせて頂けますか?」
感想と言ってもイコール報告だ。
改めて話すとしても生徒の時と違う伝え方をした方がいいだろう。
「はい……今回のレッスンに当たり、先ず感じたことが……」
改めてレッスンのことを自分の口から話すことに凄く緊張感が高まり、やたら堅苦しい話し方になると、ヤナセは軽く握った手を口元に当てて肩を揺らしだした。
「クックッ……琴海さん……気軽に思ったことを話して頂ければ大丈夫ですよ」
「えっ! そうなんですか?」
呆気に取られて口をポカ~ンと開けている私に、ヤナセは肩を揺らし続ける。
「クスクス……まだ報告に不慣れな内に気負って話すと……本当に伝えたいことが分からなくなってしまいますので……内容が飛んでも良いのでもっと気軽に話して下さい」
「はぁ……分かりました。ありがとうございます」
講師になっても、何処までも配慮されていて恐縮してしまう。
ヤナセの言葉通り、確かに畏まって報告したところで、本当に思ったことの半分も伝えられないかもしれない。
先ずは少し落ち着こう……。
すぅっと息を深く吸って――――
「ふぅぅぅぅぅ~!」
思いっきり吐き出す。
「くっ……」
深呼吸しただけなのに、今度は顔を横に背けてから俯き加減にしてヤナセは肩を小刻みに揺らした。
「前置きが長くなって……申し訳ありません。コトミさんの今日のレッスンの率直な感想など……ございましたら聞かせて頂けますか?」
感想と言ってもイコール報告だ。
改めて話すとしても生徒の時と違う伝え方をした方がいいだろう。
「はい……今回のレッスンに当たり、先ず感じたことが……」
改めてレッスンのことを自分の口から話すことに凄く緊張感が高まり、やたら堅苦しい話し方になると、ヤナセは軽く握った手を口元に当てて肩を揺らしだした。
「クックッ……琴海さん……気軽に思ったことを話して頂ければ大丈夫ですよ」
「えっ! そうなんですか?」
呆気に取られて口をポカ~ンと開けている私に、ヤナセは肩を揺らし続ける。
「クスクス……まだ報告に不慣れな内に気負って話すと……本当に伝えたいことが分からなくなってしまいますので……内容が飛んでも良いのでもっと気軽に話して下さい」
「はぁ……分かりました。ありがとうございます」
講師になっても、何処までも配慮されていて恐縮してしまう。
ヤナセの言葉通り、確かに畏まって報告したところで、本当に思ったことの半分も伝えられないかもしれない。
先ずは少し落ち着こう……。
すぅっと息を深く吸って――――
「ふぅぅぅぅぅ~!」
思いっきり吐き出す。
「くっ……」
深呼吸しただけなのに、今度は顔を横に背けてから俯き加減にしてヤナセは肩を小刻みに揺らした。

