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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

ヤナセの家のことは断片的には知っているけど色々と複雑そうで、資産家故の宿命のようにドラマみたいなことがあるんじゃないかと考えてしまう。
部外者の私が興味本位で聞くことじゃないし、ヤナセにとって不利なことがもしあるとしたら、対立しているセルジュや他の講師の耳には決して入れる訳にはいかない。
出来るだけ涼雅さんのことは触れないでおこう……。
気を引き締めたのと同時に、話をレッスンに戻していく。
リスのお蔭か、気持ちもかなり落ち着いた。
「脱線してすみません。今日のレッスンの感想ですが……」
「はい……」
私の顔つきが変わると、ヤナセからも穏やかさが消えていった。
その表情はレッスンの時のような厳しさとは違い、相手の話をしっかり聞こうとしている顔だ。
だから私もしっかりと伝えていこうと思った。
それが女性講師としての使命であって、新人講師の成長とラブカルの発展に繋がることだから――――。
「正直……研修の講師が三人もいたのには驚きました……」
私が話し出すと、ヤナセは相槌の代わりに静かに頷く。
ヤナセには見られたことがあるとはいえ、四人の男性の前で全裸な上に秘部を露わにすることはかなり恥ずかしいことだった。
だけど――――自分の気持ちも含めてそれ以上のことをヤナセが伝えてくれたから、状況に怯むことなく頑張れた。
「最初は三人同時に攻められたりするのかとも思ったのですが、ポイントを一人ずつ少しだったので身体的には無理はなかったとは思います」
そう……同時にヤナセの指が突っ込まれたのは衝撃だったけど、身体への負荷は然程なかったのだ。
あのフラッシュバックさえなければ、すんなりと終わったレッスンだったのかもしれない。
部外者の私が興味本位で聞くことじゃないし、ヤナセにとって不利なことがもしあるとしたら、対立しているセルジュや他の講師の耳には決して入れる訳にはいかない。
出来るだけ涼雅さんのことは触れないでおこう……。
気を引き締めたのと同時に、話をレッスンに戻していく。
リスのお蔭か、気持ちもかなり落ち着いた。
「脱線してすみません。今日のレッスンの感想ですが……」
「はい……」
私の顔つきが変わると、ヤナセからも穏やかさが消えていった。
その表情はレッスンの時のような厳しさとは違い、相手の話をしっかり聞こうとしている顔だ。
だから私もしっかりと伝えていこうと思った。
それが女性講師としての使命であって、新人講師の成長とラブカルの発展に繋がることだから――――。
「正直……研修の講師が三人もいたのには驚きました……」
私が話し出すと、ヤナセは相槌の代わりに静かに頷く。
ヤナセには見られたことがあるとはいえ、四人の男性の前で全裸な上に秘部を露わにすることはかなり恥ずかしいことだった。
だけど――――自分の気持ちも含めてそれ以上のことをヤナセが伝えてくれたから、状況に怯むことなく頑張れた。
「最初は三人同時に攻められたりするのかとも思ったのですが、ポイントを一人ずつ少しだったので身体的には無理はなかったとは思います」
そう……同時にヤナセの指が突っ込まれたのは衝撃だったけど、身体への負荷は然程なかったのだ。
あのフラッシュバックさえなければ、すんなりと終わったレッスンだったのかもしれない。

