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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

「いえ……十分伝わってきました」
私の言葉が伝わったのは、ヤナセの方が何倍も三人のこと解っているからだろう。
三人の中で一番若かったリク――――。
天性なのか努力しているのか、周りを良く見ていたし判断力もあるように感じた。
そして――――『自信』も一番漲っていた。
だけど時たま見せる一癖ありそうな笑い方は、ちょっと引っかかる。
リクのことを考え出して急に無言になった私に、ヤナセが少し神妙な面持ちで話し掛けてきた。
「リクのことで……何か気にかかることなど、他にありますか?」
「え……」
敢えてリクだけ突っ込んで聞かれたので、突如マイクでも向けられたみたいに驚いてしまう。
ヤナセは射貫いてくるような目で、ジッと見詰めてきた。
「リクのクンニリングスの時に……フラッシュバックが起きましたが……クンニの際の態度や、行為に何か違和感とかございませんでしたか?」
「は、はぁ……」
質問の内容より真面目な顔で『クンニ』を連呼する、ヤナセの色っぽい声に気恥ずかしさを覚える。
気を取り直してリクのクンニ……を思い出してみた。
激しいことはされなかったけど、不敵な笑みを浮かべていたのは妙に気になっていた。
アラタやクニミツの緊張や真剣な顔に比べて、リクは終始余裕があった気がする。
ヤナセが一喝した時は表情を厳しくしてはいたけど、クニミツのような悲壮感は微塵も漂っていなかった。
私の言葉が伝わったのは、ヤナセの方が何倍も三人のこと解っているからだろう。
三人の中で一番若かったリク――――。
天性なのか努力しているのか、周りを良く見ていたし判断力もあるように感じた。
そして――――『自信』も一番漲っていた。
だけど時たま見せる一癖ありそうな笑い方は、ちょっと引っかかる。
リクのことを考え出して急に無言になった私に、ヤナセが少し神妙な面持ちで話し掛けてきた。
「リクのことで……何か気にかかることなど、他にありますか?」
「え……」
敢えてリクだけ突っ込んで聞かれたので、突如マイクでも向けられたみたいに驚いてしまう。
ヤナセは射貫いてくるような目で、ジッと見詰めてきた。
「リクのクンニリングスの時に……フラッシュバックが起きましたが……クンニの際の態度や、行為に何か違和感とかございませんでしたか?」
「は、はぁ……」
質問の内容より真面目な顔で『クンニ』を連呼する、ヤナセの色っぽい声に気恥ずかしさを覚える。
気を取り直してリクのクンニ……を思い出してみた。
激しいことはされなかったけど、不敵な笑みを浮かべていたのは妙に気になっていた。
アラタやクニミツの緊張や真剣な顔に比べて、リクは終始余裕があった気がする。
ヤナセが一喝した時は表情を厳しくしてはいたけど、クニミツのような悲壮感は微塵も漂っていなかった。

