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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
一通り思い付く限り話終わると、ヤナセは指を左の袖に添えて軽く捲り、時間を確認した。

「少し……予定より押してしまいましたね。申し訳ないです」

自分の腕時計を確認すると、十分の報告時間が倍ぐらいになっている。

レッスンの状況が状況だっただけに、仕方ない。

多分こうなることを見越して、ヤナセはジュリを先に戻したのだと良く解った。

「琴海さん……この後は、ジムに行かれますか?」

今日のレッスンはもう予定はないので、日課のジムに行くだけとなる。

だけど――――

「はい、でもその前にご飯食べてから行きます」

ヤナセと色々話して気持ち落ち着いてきたからか、小腹が空いてしまった。

「クス……そうですか……私は報告のまとめがありますので、また後程ジムで……」

「はい、分かりました! 向かう前に連絡入れます」

「宜しくお願いします……」

ペコリと深々と頭を下げると、相変わらず綺麗なお辞儀でヤナセも一礼した。

最初の内は、食事もヤナセが同伴してくれていた。

女性講師の四人に好奇な視線を向けてくる男性講師へ、ヤナセが防護壁になってくれていたのだ。

ヤナセが居てくれるだけで、私たちの存在は目立つどころか霞んでいたようで、慣れてきた頃にはそれほど見られなくなって居ていた。

それでも多分、ヤナセは油断してないのだろう。

ヤナセが来ない時でも、四天王の誰かしら傍の席で目を光らせてくれている。

その効果は抜群で、逆に顔を背ける人もいたくらいだ。

流石、四天王の威力!

卒業レッスン前にワタリが言ってくれた言葉――――

『どんなことがあっても必ず守ってやる』

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