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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
有言実行、ワタリは誓った通りに私たちから憂いになりそうなものを排除してくれていた。

それは決して私たちだけのためではなくて、ヤナセやスクールの前途のためなのは重々承知しているが本当に心強い。

ただいつまでも四天王に甘える訳にはいかないのも事実だ。

基本、凄く忙しい特別講師。

早く自分たちも成長して、個人で行動できるようになっていかねばと思う。

『報告、終わりました。自分はご飯食べに行こうと思います』

タブレットで校内連絡用のメールで三人に、これからの予定を連絡する。

食事に行く時は、なるべく四人乃至数人で行くように今のところしていた。

まだ一人だと何かあった時に不安もあるから、念のために慣れるまではということだった。

ヤナセは私たちに向けられる興味の目も含め、四天王の対抗勢力――セルジュたちのことを懸念しているのだろう。

だけど私たちの行動に、四天王の誰かしら合わせてくれているのは申し訳なさが募る。

ヤナセと違って、ワタリ、ホズミ、ハナブサが直接的じゃなくても近くに居てくれていることにジュリは色めき立っているのは微妙だけど……。

ホズミ姉さんは
「はぁ~い! レッスン慣れてきたかしら~?」
などと割と頻繁に話しかけてくれたり、ジュリと美容トークで盛り上がるのを私たちも傍で楽しく聞いていた。

ハナブサも姉さんほどではないけど、時たま話しかけてきてくれては扇子コレクションを見せてくれたりする。

ワタリに限っては、話しかけてこない。

目が合ったとしても、鋭いイーグルアイでギロリと睨まれているけだったけど、存在感は体格以上に大きくて絶大だった。

そんな三人にカレンやサナもヤナセ同様に信頼を寄せている。

ジュリのちょっと毛色が違う反応は別として――――。

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