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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

「ん? サナも殆ど食べてないじゃないの~! 細いんだからダイエットしなくても大丈夫よ」
ジュリはサナにも冗談ぽく言ったけど、何気に様子を伺っているようにも見えた。
やはり普段のジュリの話し方は、話術の一つなのかな?
冷めたパスタをフォークに巻き付けながら、ジュリとサナのやり取りを聞いていく。
「いや……ダイエットしないし」
サナもジュリが冗談で言っているのは解っているだろうけど、敢えて話を合わせているのは、それ以上余計なことを言われたくないようだった。
ジュリはテーブルに肘をついて、色っぽく両手の指を絡める。
まるでグラビアでも撮るかのようにその手を頬に添えて、長い睫毛を少し伏せた。
「ねぇサナ……今日の担当って、誰だったの?」
「っ!?」
唐突に――それでいて超直球でジュリはサナにレッスン担当を聞いたもんだから、私は持っていたフォークを落としそうになる。
「担当……?」
「ちょっと、ジュリ!」
気怠そうに返すサナに、不躾な質問に切れ掛かるカレン。
あぁぁぁっ!
やっぱりジュリのこの超ドストレートキャラは、天然なのだろうか?
でも正直、サナのレッスン内容はかなり気になってしまう。
私のフラッシュバックとは、また違ったことが起きていたみたいだけど、担当講師は誰だったのだろうか――――?
ゴクリ――――。
何とも言い難い緊張感が四人の間に流れる。
サナは椅子の背凭れに寄り掛かると、腰の位置を前にズラして少し俯いて小さな溜息を吐いた。
その瞬間――――――
ジュリはサナにも冗談ぽく言ったけど、何気に様子を伺っているようにも見えた。
やはり普段のジュリの話し方は、話術の一つなのかな?
冷めたパスタをフォークに巻き付けながら、ジュリとサナのやり取りを聞いていく。
「いや……ダイエットしないし」
サナもジュリが冗談で言っているのは解っているだろうけど、敢えて話を合わせているのは、それ以上余計なことを言われたくないようだった。
ジュリはテーブルに肘をついて、色っぽく両手の指を絡める。
まるでグラビアでも撮るかのようにその手を頬に添えて、長い睫毛を少し伏せた。
「ねぇサナ……今日の担当って、誰だったの?」
「っ!?」
唐突に――それでいて超直球でジュリはサナにレッスン担当を聞いたもんだから、私は持っていたフォークを落としそうになる。
「担当……?」
「ちょっと、ジュリ!」
気怠そうに返すサナに、不躾な質問に切れ掛かるカレン。
あぁぁぁっ!
やっぱりジュリのこの超ドストレートキャラは、天然なのだろうか?
でも正直、サナのレッスン内容はかなり気になってしまう。
私のフラッシュバックとは、また違ったことが起きていたみたいだけど、担当講師は誰だったのだろうか――――?
ゴクリ――――。
何とも言い難い緊張感が四人の間に流れる。
サナは椅子の背凭れに寄り掛かると、腰の位置を前にズラして少し俯いて小さな溜息を吐いた。
その瞬間――――――

