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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

サナがエレベータに乗り込んだのに間に合って、私も滑り込むように中に入る。
「そんなに慌てなくても、停めてるよ」
「へへへ。勢い付いちゃって」
ちびっこか転がって来たのが面白かったのか、サナが少し笑ったから嬉しかった。
私たちはそのまま上の階のジムへと昇っていく。
その間はほんの数秒間だったけど、急いでヤナセにジムに向かったことをメールした。
ジムに到着して、足早にロッカーに向かうサナを小走りで追い掛けるチワワ。
いや違う……脚のタッパが違い過ぎるのだ。
サナは普通に歩いているけど、同じ歩調で歩こうとすると私が必然と早足にならざる得なくなる。
さり気なく歩いている風にしたつもりでいたら
「コトミ、何でスキップしてるの?」
サナが不思議そうに聞いてきた。
どうやらピョコピョコした歩き方をスキップだと思われてしまった。
「違うよ。サナの脚が長いから、追い付こうとして跳ねちゃったんだよ」
ここは誤魔化しても仕方ないから正直にいうと、サナは一瞬押し黙ったがそのあと直ぐに苦笑いをする。
思いっきり笑ってくれても、良かったのにな。
でもそれがサナの優しさのだろう。
ジュリなら、手を叩いて笑いそうだけど……。
ロッカールームに辿り着き、着替えを始めるサナに話しかける。
「ねぇサナ。今日は無理しないで早めに休んだら?」
ヤナセに『無茶しないで欲しい』と言われた矢先なのもあって、余計心配だった。
「そんなに慌てなくても、停めてるよ」
「へへへ。勢い付いちゃって」
ちびっこか転がって来たのが面白かったのか、サナが少し笑ったから嬉しかった。
私たちはそのまま上の階のジムへと昇っていく。
その間はほんの数秒間だったけど、急いでヤナセにジムに向かったことをメールした。
ジムに到着して、足早にロッカーに向かうサナを小走りで追い掛けるチワワ。
いや違う……脚のタッパが違い過ぎるのだ。
サナは普通に歩いているけど、同じ歩調で歩こうとすると私が必然と早足にならざる得なくなる。
さり気なく歩いている風にしたつもりでいたら
「コトミ、何でスキップしてるの?」
サナが不思議そうに聞いてきた。
どうやらピョコピョコした歩き方をスキップだと思われてしまった。
「違うよ。サナの脚が長いから、追い付こうとして跳ねちゃったんだよ」
ここは誤魔化しても仕方ないから正直にいうと、サナは一瞬押し黙ったがそのあと直ぐに苦笑いをする。
思いっきり笑ってくれても、良かったのにな。
でもそれがサナの優しさのだろう。
ジュリなら、手を叩いて笑いそうだけど……。
ロッカールームに辿り着き、着替えを始めるサナに話しかける。
「ねぇサナ。今日は無理しないで早めに休んだら?」
ヤナセに『無茶しないで欲しい』と言われた矢先なのもあって、余計心配だった。

