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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

もしかして……今日のサナのもレッスン担当って――――
イオリ?
思わずジッとイオリの顔を見詰めてしまうと、全然笑わなかった目が少し細くなった。
ドックン――――!!
もしかして……笑った?
人間なんだから笑うだろうけど、見てくれが海外の映画のホラーに出てきそうな雰囲気な故か不気味さが先立ってしまう。
整った顔だけに迫力は倍増しだった。
この場を何とか凌ぎたくて、今日のレッスンのことを口にしてしまった。
「今日って……さっき倒れた講師のレッスン担当されました?」
緊張もあったのか、超ドストレートに聞いてしまう。
近付かない方がいい――
頭の奥で警報が鳴る。
だけどヤナセに対して敵対しているなら、ヤナセが担当する私たちに何か仕掛けてくるのは考えられる。
何をしようとしているのか――
何でヤナセに対して敵意を持つのか――
赤く点滅する光の奥で、イオリへの探求心が燻りだした。
『これ以上近寄ったらダメだよ』――――うん……分かってる。
『その闇は危険だよ』――――うん知ってる……
でも踏み込まないと――――。
催眠術にでも掛かったみたいに、イオリの方へ脚を踏み出しかけた時――――
パッシィィィ――――ン!!
闇を切り裂くような甲高い音が鳴った。
「きゃっ!」
「……」
紙鉄砲を鳴らしたような突然の大きな音に、ビックリして一歩後ろに飛び跳ねる。
イオリは特に驚いた様子はなかったが今までになく顔色を変えていて、その表情はまるで……
忌々しい物を見るかのように憎しみすら感じ取れた。
イオリ?
思わずジッとイオリの顔を見詰めてしまうと、全然笑わなかった目が少し細くなった。
ドックン――――!!
もしかして……笑った?
人間なんだから笑うだろうけど、見てくれが海外の映画のホラーに出てきそうな雰囲気な故か不気味さが先立ってしまう。
整った顔だけに迫力は倍増しだった。
この場を何とか凌ぎたくて、今日のレッスンのことを口にしてしまった。
「今日って……さっき倒れた講師のレッスン担当されました?」
緊張もあったのか、超ドストレートに聞いてしまう。
近付かない方がいい――
頭の奥で警報が鳴る。
だけどヤナセに対して敵対しているなら、ヤナセが担当する私たちに何か仕掛けてくるのは考えられる。
何をしようとしているのか――
何でヤナセに対して敵意を持つのか――
赤く点滅する光の奥で、イオリへの探求心が燻りだした。
『これ以上近寄ったらダメだよ』――――うん……分かってる。
『その闇は危険だよ』――――うん知ってる……
でも踏み込まないと――――。
催眠術にでも掛かったみたいに、イオリの方へ脚を踏み出しかけた時――――
パッシィィィ――――ン!!
闇を切り裂くような甲高い音が鳴った。
「きゃっ!」
「……」
紙鉄砲を鳴らしたような突然の大きな音に、ビックリして一歩後ろに飛び跳ねる。
イオリは特に驚いた様子はなかったが今までになく顔色を変えていて、その表情はまるで……
忌々しい物を見るかのように憎しみすら感じ取れた。

