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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

ウォーキングの後に少しランニングに切り替えて、長いことマシーンを使っていたがハナブサの言った通り誰も寄って来なかった。
ラブカルのジムの一角を正に貸し切り状態で使うとは、凄く贅沢な気分だ。
ハナブサとイオリにあんな風に対峙させてしまったから、私は要注意人物に指定されたかも?
それはそれで、良いような……悪いような……微妙な気分だけど。
そろそろランニングも切り上げて他のマシーンに行こうと、汗を拭きながら一息ついている時だった――――
本当は走っちゃいけないだろうフロアを全力疾走してくる人物がいた。
「ちょっと~! あんた待ちなさいよ~!!」
「きゃはははぁ~! 怖ぁ~い!!」
お色気コンビ? ホズミとジュリが凄い勢いでこっちに走ってくる。
またジュリがふざけて、とうとう姉さんを怒らせたのかな?
その程度に思っていたら、どうもホズミも様子がおかしい。
「あぁ~コトミ~!! 聞いて! 聞いて!」
「こらっジュリ! チワワちゃんに余計なこと言ったら許さないわよ!」
何が起きたのやら――――呆然と立ち尽くす私の背後にジュリがピットリと張り付いてきた。
「ジュリ、何を騒いでるのよ。ジムの中走っちゃ駄目だよ」
ヤナセに迷惑を掛けることは避けたいから、流石に注意したけど姉さんも走っていたからセーフなのかもしれない。
だけどジュリは私の忠告を気にもせずに、肩越しでニヤニヤしていている。
本当にどうしたのだろうか?
正面にいるホズミは、私に向かって(正確にはジュリに)凄い形相で威嚇してきた。
ラブカルのジムの一角を正に貸し切り状態で使うとは、凄く贅沢な気分だ。
ハナブサとイオリにあんな風に対峙させてしまったから、私は要注意人物に指定されたかも?
それはそれで、良いような……悪いような……微妙な気分だけど。
そろそろランニングも切り上げて他のマシーンに行こうと、汗を拭きながら一息ついている時だった――――
本当は走っちゃいけないだろうフロアを全力疾走してくる人物がいた。
「ちょっと~! あんた待ちなさいよ~!!」
「きゃはははぁ~! 怖ぁ~い!!」
お色気コンビ? ホズミとジュリが凄い勢いでこっちに走ってくる。
またジュリがふざけて、とうとう姉さんを怒らせたのかな?
その程度に思っていたら、どうもホズミも様子がおかしい。
「あぁ~コトミ~!! 聞いて! 聞いて!」
「こらっジュリ! チワワちゃんに余計なこと言ったら許さないわよ!」
何が起きたのやら――――呆然と立ち尽くす私の背後にジュリがピットリと張り付いてきた。
「ジュリ、何を騒いでるのよ。ジムの中走っちゃ駄目だよ」
ヤナセに迷惑を掛けることは避けたいから、流石に注意したけど姉さんも走っていたからセーフなのかもしれない。
だけどジュリは私の忠告を気にもせずに、肩越しでニヤニヤしていている。
本当にどうしたのだろうか?
正面にいるホズミは、私に向かって(正確にはジュリに)凄い形相で威嚇してきた。

