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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑

「しゃぁぁぁ~!!」
姉さん……怒った猫みたいですよ。
このままではまた悪目立ちしてしまう。
「姉さん、どうしたの? ジュリが変なこと言ったの?」
「チワワちゃん! 早くその小娘から離れなさい!」
「えっ! でも……」
離れたくてもジュリまで『おんぶお化け』再来の如く、肩にしがみ付いて離れない。
「ジュリ、トレーニングあるから離れてよ」
「ふふふ~コトミ、あんたまだ調べてなかったのね」
私の言葉をめっちゃスルーして、ジュリは妖しげに笑っている。
調べる? はて何をだろう……。
でもジュリは何か調べたってことだよね?
それで姉さんが焦っているということは――――あぁぁぁっ!!
やっとこの状況が読み込めて、思わず顔に「分かった!」と書いてしまうと、ホズミは両手を口元に持ってきて青褪めた。
「駄目よ、チワワちゃん……。それ以上ジュリの言うことを聞いちゃ駄目……。いい子だから、こっちへいらっしゃい」
まるでどこぞのドラマみたいな台詞を言ってホズミは、ワンコでも呼び寄せるみたいに口元に当てていた手を伸ばして、パンパンと手まで叩く。
ちょっと姉さん!
それじゃぁ本当に私が犬みたいじゃないの~!!
ぷぅと少し頬を膨らませたが、ホズミが触れて欲しくないことを敢え聞くのも気が引ける。
肩を掴んでいるジュリの手を外して、離れようとした瞬間――――
「八月一日!!」
ジュリは勝ち誇ったような顔で、いきなり日付を言った。
姉さん……怒った猫みたいですよ。
このままではまた悪目立ちしてしまう。
「姉さん、どうしたの? ジュリが変なこと言ったの?」
「チワワちゃん! 早くその小娘から離れなさい!」
「えっ! でも……」
離れたくてもジュリまで『おんぶお化け』再来の如く、肩にしがみ付いて離れない。
「ジュリ、トレーニングあるから離れてよ」
「ふふふ~コトミ、あんたまだ調べてなかったのね」
私の言葉をめっちゃスルーして、ジュリは妖しげに笑っている。
調べる? はて何をだろう……。
でもジュリは何か調べたってことだよね?
それで姉さんが焦っているということは――――あぁぁぁっ!!
やっとこの状況が読み込めて、思わず顔に「分かった!」と書いてしまうと、ホズミは両手を口元に持ってきて青褪めた。
「駄目よ、チワワちゃん……。それ以上ジュリの言うことを聞いちゃ駄目……。いい子だから、こっちへいらっしゃい」
まるでどこぞのドラマみたいな台詞を言ってホズミは、ワンコでも呼び寄せるみたいに口元に当てていた手を伸ばして、パンパンと手まで叩く。
ちょっと姉さん!
それじゃぁ本当に私が犬みたいじゃないの~!!
ぷぅと少し頬を膨らませたが、ホズミが触れて欲しくないことを敢え聞くのも気が引ける。
肩を掴んでいるジュリの手を外して、離れようとした瞬間――――
「八月一日!!」
ジュリは勝ち誇ったような顔で、いきなり日付を言った。

