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ラブカルチャースクール 3
第8章 Lesson 困惑
え……『八月一日』?

その日が、なんかあるのかな?

「ジュリ! ちょっとあんたぁ~お仕置きよ!」

「きゃぁ~! 怖~い!」

日付を言われただけなのに、ホズミはますます怖い顔をなる。

だけど怒られている本人は、ふざけているかのようにはしゃいでいた。

バトルを始めそうな美女の間に、ボケーと立ち尽くすチワワ。

二人のコントのようなやり取りを横目に、自分なりに考えを整理し始める。

姉さんがこれだけ焦っているのは『名前』ついてだ。

それをジュリが調べた模様。

だけどジュリがホズミに向かって言ったのは『日付』だけである――――

はてはて??

あっ! もしかして――――

「姉さん、『八月一日』って、お誕生日とか?」

小動物を挟んで蛇とマングースの死闘を繰り広げているホズミに、呑気に笑って答える。

日付で思い付くとしたらそれしかなかった。

多分ジュリがホズミの公表されているプロフィールを見て、情報を小出しにしているんだろう程度に思っていたら――――

「ひぃぃぃ~!! チワワちゃん、大きな声で言わないでぇ~!」

途端ホズミは青褪めて、両方の手のひらでこめかみを押さえて背中を仰け反らす。

余りにも大げさなジェスチャーは、外人みたいだ。

「えっ? 誕生日じゃないの?」

答が分からないで困惑していると、後ろから抱き付いてきたジュリが勝ち誇ったよう笑っている。

「うふふふ~。コトミ違うわよ。『八月一日』っていうのはね……」

勿体ぶって話されているからか、妙にドキドキする。

「う、うん」

「ジュリ! お黙んなさいっ!」

まるでドラマにクライマックスシーンみたいに、ホズミは必死で手を伸ばしてきた。

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