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ラブカルチャースクール 3
第9章 Lesson チャージ

「昨日……新人の実技レッスンだったから、何かあったんじゃないかって思ってさ」
ドッ――――クン!!
セイジの言葉に昨日のフラッシュバックの時のように、頭の中がチカチカ点滅して顔が強張る。
少しやるせなさそうな表情になったセイジを見ると、胸の奥が針で刺されたような痛みが走った。
「あ……昨日……」
「辛かったよね……」
言葉を詰まらせた私の頬をセイジは軽く曲げた指の背で、優しく撫でながら言葉を続ける。
「誰でも……最初は経験するから、状況は何となく分かるから……」
「うん……」
セイジはやっぱり昨日の時点から、レッスンの状況を察してくれていたんだ。
昼休みの合間の時間がない中、レッスン前に私を潤わせてくれたのは、セイジなりのお守りをくれたのかもしれない。
『誰でも……』――で少し言葉が濁ったのは気になったけど、それはセイジも最初にあの形式のレッスンを受けたってことだろう。
途端セイジの当時のレッスンが気になってしまい、心配して貰っているのにモヤッとしてしまう。
「琴海、そんなに辛かった?」
「え……」
「凄いしかめっ面しているから、嫌なこと思い出させちゃったかと思って」
どうやら無意識に眉間に皺を寄せてしまっていた。
「ううん! 何でもないよ!」
まさかヤキモチ妬いたなんて言えやしない。
私がスクールに通いだした時点でセイジはとっくに講師だったのだから、受け持った生徒の人数を考えたら気がおかしくなる。
――――そう思っても、モヤモヤは更に色濃くなってくるとセイジは苦笑いをして
「琴海、どうしたの? 思っていること言ってごらん」
コツンとおでこを当ててきた。
ドッ――――クン!!
セイジの言葉に昨日のフラッシュバックの時のように、頭の中がチカチカ点滅して顔が強張る。
少しやるせなさそうな表情になったセイジを見ると、胸の奥が針で刺されたような痛みが走った。
「あ……昨日……」
「辛かったよね……」
言葉を詰まらせた私の頬をセイジは軽く曲げた指の背で、優しく撫でながら言葉を続ける。
「誰でも……最初は経験するから、状況は何となく分かるから……」
「うん……」
セイジはやっぱり昨日の時点から、レッスンの状況を察してくれていたんだ。
昼休みの合間の時間がない中、レッスン前に私を潤わせてくれたのは、セイジなりのお守りをくれたのかもしれない。
『誰でも……』――で少し言葉が濁ったのは気になったけど、それはセイジも最初にあの形式のレッスンを受けたってことだろう。
途端セイジの当時のレッスンが気になってしまい、心配して貰っているのにモヤッとしてしまう。
「琴海、そんなに辛かった?」
「え……」
「凄いしかめっ面しているから、嫌なこと思い出させちゃったかと思って」
どうやら無意識に眉間に皺を寄せてしまっていた。
「ううん! 何でもないよ!」
まさかヤキモチ妬いたなんて言えやしない。
私がスクールに通いだした時点でセイジはとっくに講師だったのだから、受け持った生徒の人数を考えたら気がおかしくなる。
――――そう思っても、モヤモヤは更に色濃くなってくるとセイジは苦笑いをして
「琴海、どうしたの? 思っていること言ってごらん」
コツンとおでこを当ててきた。

