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ラブカルチャースクール 3
第9章 Lesson チャージ
今度は唇を柔らかく包み込まれ、揉むように食まれる。

クチュ……チュク……

軽く水音を鳴らし――チュ……ゆっくりと離れた。

「あ……」

痺れていた唇は蕩けてしまいそうなほど、淫らな熱を帯びている。

瞼を開き、うっとりした目でセイジを見詰めると

「勝った」

セイジは悪戯っ子みたいに嬉しそうに微笑んでいた。

キュゥゥゥ――――ン!!
はうぅぅぅっ!!

胸のときめきと同時に、心の中で身悶えてしまう。

時たま見せるセイジのこういう素の一面に、完全一発ノックアウトされる。

「ズルい……」

顔を赤くしてセイジを恨めしそうに睨むと、ニッコリ微笑んでおでこにキスされた。

――――完敗です。


それから私は時間を気にしつつ、なるべく簡潔に昨日のレッスンのこと、食欲がなくて代わりにキャンディーを全部食べてしまったことをセイジに伝えた。

サナのことと、ジムでの出来事は話す必要ないと思って言わなかった。

早口で一気に話している間、セイジは黙って私を見詰めながらジッと聞いていてくれた。

話が終わって一息ついたタイミングでセイジは立ち上がり、デスクへ移動すると

「キャンディー、多めに持っていく?」

引き出しから沢山のサクランボのキャンディーを出してくれた。

セイジは両手にいっぱい、キャンディーを載せている。

「そんなに、買ったの?」

流石にちょっと驚いていると、更にセイジは衝撃的な真実を告げてきた。

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