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ラブカルチャースクール 3
第9章 Lesson チャージ
チュ……

小さなリップ音を鳴らして、セイジは唇を離していく。

「今日は、これしか出来なくてごめんね」

優しく微笑みながらも、何故か申し訳なさそうにしているのが気になった。

「セイジ……」

ううん、もう充分お腹いっぱいです。

そんなこと思いながらソファーに凭れている私の濡れそぼった花壇をセイジはティッシュで綺麗に手入れをし始める。

「セイジ……自分でするから」

オナニーを見られただけではなく、そのあと処理までされるのは流石に居た堪れない気分だ。

「でも琴海、疲れただろ。あと少し時間あるから休んでなよ」

多分セイジは私の気持ちを察しながらも、体調の方を気遣ってくれている。

セイジの判断は間違っていないだろう。

このまま眠れたら、さぞかし気持ちが良いと思った。

昨晩無意識にしていたオナニーより、身体も気持ちも満たされている。

もしかして……私の気持ちをフラットにさせてくれようとしたのかな?

あぁきっとそうだ――――。

結局セイジの行動は、全て『優しさ』なんだと思うと、胸が熱くなった。

陰部を程よい加減に拭き終わると、セイジは私の背中に腕を回してゆっくり抱き起こし手を取って自分の肩に乗せる。

「琴海、立てる?」

「うん……」

「俺の肩に掴まってて」

「ありがとう……」

これからしてくれることも含めてセイジの優しさに素直にお礼を言ったら、セイジは少し寂しそうな顔ではにかんだ。

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