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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目
「レッスン室は……前回と同じ場所になります。それと……」

締め括りの説明でヤナセは、一旦言葉を切ると

「もしレッスン中に体調不良や……精神的に過剰な負荷を感じた場合は……枕元にあるこの『非常ボタン』を押して下さい」

手に持っている器具を私たちに向けて見せた。

「『非常ボタン』!?」

突然現れたアイテムに、全員が驚いた反応をする。

あっ――――!!
これって……ハヤトのレッスンの時に登場した『防犯ブザー』ではありませんか!?

ハヤトとのレッスンを懸念したヤナセが、何かあったら押せと渡してくれたブザーと酷似していた。

結局あの時はハヤトも大人しくて何事もなかったけど、最終的にはハヤト自身がブザー鳴らしてヤナセを呼びつけていたっけ――。

久々に見たブザーに、懐かしさまで込み上がってくる。

だけど実際は、そんな呑気なことではないらしく――ヤナセは顔から笑顔を消して話を続けた。

「早々……何か起きることはないと思われますが……念のために設置してあります。今後も何かありましたら、良く判断した上で使用して下さい」

「はぁ~い!」

「分かりました」

「はい……」

説明された注意事項に特に意義なく、それぞれが返事をする。

改めてされたこの説明に、私はゴクリと唾を飲む。

それって……前回のレッスンみたいなことが起きたらってこと――――?

横目でサナを見ると、顔が俯き加減になっていて表情は読めなかった。

複雑な気持ちでヤナセを見ると

『大丈夫です……何かありましたら直ぐに参りますから……』

そう言ってくれているかのように、優しく微笑んで頷いてくれた。

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