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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

ヤナセの説明が終わると、其々指定された部屋へ移動を始める。
教室のドアからは一番近いサナが出て行こうとしたら
「サナさん……少し宜しいですか」
ヤナセが呼び止めた。
「はい」
前回のレッスンのこともあったから、用心堅固にアドバイスをするのだろうと思った。
それは自分にも言えるのだけど、呼び止められたのはサナだけだったから私はそのままレッスン室に向かっていく。
「サナ、ヤナセと何を話しているのかしら?」
途中まで一緒の方向のジュリは、二人が気になっているようだ。
ジュリって本当にヤナセに狙ってるのかな?
こないだそんな話をしたけど、たまに冗談ぽく言うからどこまで本気なのかイマイチ解らない。
「ん~体調気にしてるんじゃない?」
思ったままを言ったら、ジュリのは表情を険しくして
「こんなことなら、私も最初の時に体調崩せば良かったわ」
「えぇっ!?」
それこそ冗談みたいなことを言ってくるから驚かされる。
ジュリなら本気でやりかねなかったりして……
でももし仮病なんか使うもんなら、ワタリには通用しなかっただろうけど――――。
「私、こっちだから」
「あっうん、また後でね!」
一緒にいたカレンは、ジュリの話には全くもって興味なさげにいつものクールさでレッスン室に行ってしまった。
慌てて声を掛けると、私の方をチラ見して小さく頷いていく。
カレンが警戒しているのは、ジュリだけのようだ。
私からしたら二人とも女性講師として頑張っていく仲間だから、四人で仲良く協力していきたいと思うのだけれど……
これもちょっと前途多難な雲行きを感じた。
教室のドアからは一番近いサナが出て行こうとしたら
「サナさん……少し宜しいですか」
ヤナセが呼び止めた。
「はい」
前回のレッスンのこともあったから、用心堅固にアドバイスをするのだろうと思った。
それは自分にも言えるのだけど、呼び止められたのはサナだけだったから私はそのままレッスン室に向かっていく。
「サナ、ヤナセと何を話しているのかしら?」
途中まで一緒の方向のジュリは、二人が気になっているようだ。
ジュリって本当にヤナセに狙ってるのかな?
こないだそんな話をしたけど、たまに冗談ぽく言うからどこまで本気なのかイマイチ解らない。
「ん~体調気にしてるんじゃない?」
思ったままを言ったら、ジュリのは表情を険しくして
「こんなことなら、私も最初の時に体調崩せば良かったわ」
「えぇっ!?」
それこそ冗談みたいなことを言ってくるから驚かされる。
ジュリなら本気でやりかねなかったりして……
でももし仮病なんか使うもんなら、ワタリには通用しなかっただろうけど――――。
「私、こっちだから」
「あっうん、また後でね!」
一緒にいたカレンは、ジュリの話には全くもって興味なさげにいつものクールさでレッスン室に行ってしまった。
慌てて声を掛けると、私の方をチラ見して小さく頷いていく。
カレンが警戒しているのは、ジュリだけのようだ。
私からしたら二人とも女性講師として頑張っていく仲間だから、四人で仲良く協力していきたいと思うのだけれど……
これもちょっと前途多難な雲行きを感じた。

