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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

ジュリとも別れた私はレッスン室に着くと、前回着替えた部屋にそのまま直行した。
何とも味気ない感じがする。
まだ慣れないこの感覚も、いずれは気にしなくなるんだろうな……。
ぼんやりとそんなことを考えながらローブ姿に着替えるまでは、二分もあれば充分だった。
ガチャ――――
着替え終わって、レッスン室のドアを開けると――
「あっ!!」
今日のレッスン相手も同時に部屋に入ってきて、同じく声を上げている。
だけど私の姿を確認するなり俊敏な動きでドアを閉め
「コトミさん、今日は宜しくお願いします!」
綺麗なお辞儀をして挨拶をしてきた。
わっ! 行動早っ!
そして爽やかだ!!
まるでスポーツマンみたいなその講師は、元スポーツジムのインストラクターの『アラタ』だ。
正に納得の動きだと感心してしまう。
「アラタさん、改めて今日も宜しくお願いします」
三人の中で一番無難そうなアラタが相手だと分かり、正直内心ホッとしたのだけど……
アラタはまだスーツ姿だった。
何か立て込んで、ここに来るのが遅れたのだろうか?
気になってしまい、念のため確認すると――――
「レッスンの最初はリラックスするのも兼ねて、会話をしてから着替えるって聞いていたもんで」
「あ……確かに、そうです」
アラタの答えに生徒時代のレッスンスタイルが蘇る。
私はすっかり、とっととプレイする感覚になってしまっていたのだ。
ヤナセに相手の講師とコミュニケーションを図るように言われていたのに!!
うっかりチワワだよ!!
『二時間』の枠の奥深さをこの時しみじみと実感させられた。
何とも味気ない感じがする。
まだ慣れないこの感覚も、いずれは気にしなくなるんだろうな……。
ぼんやりとそんなことを考えながらローブ姿に着替えるまでは、二分もあれば充分だった。
ガチャ――――
着替え終わって、レッスン室のドアを開けると――
「あっ!!」
今日のレッスン相手も同時に部屋に入ってきて、同じく声を上げている。
だけど私の姿を確認するなり俊敏な動きでドアを閉め
「コトミさん、今日は宜しくお願いします!」
綺麗なお辞儀をして挨拶をしてきた。
わっ! 行動早っ!
そして爽やかだ!!
まるでスポーツマンみたいなその講師は、元スポーツジムのインストラクターの『アラタ』だ。
正に納得の動きだと感心してしまう。
「アラタさん、改めて今日も宜しくお願いします」
三人の中で一番無難そうなアラタが相手だと分かり、正直内心ホッとしたのだけど……
アラタはまだスーツ姿だった。
何か立て込んで、ここに来るのが遅れたのだろうか?
気になってしまい、念のため確認すると――――
「レッスンの最初はリラックスするのも兼ねて、会話をしてから着替えるって聞いていたもんで」
「あ……確かに、そうです」
アラタの答えに生徒時代のレッスンスタイルが蘇る。
私はすっかり、とっととプレイする感覚になってしまっていたのだ。
ヤナセに相手の講師とコミュニケーションを図るように言われていたのに!!
うっかりチワワだよ!!
『二時間』の枠の奥深さをこの時しみじみと実感させられた。

