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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

どうしよう……。
『アラタ』にとっては一対一のレッスンは初めてな訳だから、出来るだけ本番のような臨場感を出した方が良いかもしれない。
「ま、待っててアラタさん。私服に着替えてきますから!」
最初から仕切り直しをしようと思って、準備室に戻ろうとすると
「あっ! コトミさん、全然そのままで大丈夫ですよ!」
咄嗟に判断したアラタは、私を素早く引き留めた。
流石スポーツマン!
行動が早い!!
早くもアラタのナイスな一面に触れて、感動が込み上がる。
「ありがとうございます。ごめんなさい……私、早とちりしちゃって」
アラタは気を利かせてくれたけど、最初のレッスンから雰囲気を壊してしまって申し訳なく思って謝った。
「いえいえ! コトミさんのレッスンへの意気込みを感じて、俺も頑張らないとってモチベーション上がりましたよ! こちらこそありがとうございます!」
だけどアラタはまるで一試合でも終えたように、白い歯を見せて爽やかに笑った。
その笑顔は、屈託なく笑うナツのものとはまたちょっと違って、ほのかな色気を感じる。
これはスポーツマンとしての経験と、ストイックさから作り出される独特なフェロモンのような気がした。
まだ始まったばかりだけど、アラタにラブカル講師としての期待が否応なしに膨らむ。
なんか凄いな……。
講師候補なだけあって、何気ないようなこともハイスペックに感じる。
これからラブカルを担っていく講師の育成に少なくとも関われる自分の立場に、改めて実感が湧き上がってきた。
『アラタ』にとっては一対一のレッスンは初めてな訳だから、出来るだけ本番のような臨場感を出した方が良いかもしれない。
「ま、待っててアラタさん。私服に着替えてきますから!」
最初から仕切り直しをしようと思って、準備室に戻ろうとすると
「あっ! コトミさん、全然そのままで大丈夫ですよ!」
咄嗟に判断したアラタは、私を素早く引き留めた。
流石スポーツマン!
行動が早い!!
早くもアラタのナイスな一面に触れて、感動が込み上がる。
「ありがとうございます。ごめんなさい……私、早とちりしちゃって」
アラタは気を利かせてくれたけど、最初のレッスンから雰囲気を壊してしまって申し訳なく思って謝った。
「いえいえ! コトミさんのレッスンへの意気込みを感じて、俺も頑張らないとってモチベーション上がりましたよ! こちらこそありがとうございます!」
だけどアラタはまるで一試合でも終えたように、白い歯を見せて爽やかに笑った。
その笑顔は、屈託なく笑うナツのものとはまたちょっと違って、ほのかな色気を感じる。
これはスポーツマンとしての経験と、ストイックさから作り出される独特なフェロモンのような気がした。
まだ始まったばかりだけど、アラタにラブカル講師としての期待が否応なしに膨らむ。
なんか凄いな……。
講師候補なだけあって、何気ないようなこともハイスペックに感じる。
これからラブカルを担っていく講師の育成に少なくとも関われる自分の立場に、改めて実感が湧き上がってきた。

