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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

私と自分の分のローブをテーブルに置いたアラタは、ベッドに近寄ってきて横たわる私の上に腕で囲うように覆い被さってきた。
アラタの体重で少し沈んだマットの反動が、背中に伝わってくる。
目の端に映る腕はワタリ程太くはないけれど、綺麗な筋肉が色っぽく感じた。
背中で隠れた照明の光が、アラタを眩しく縁どっている。
スッキリとしていて、それでいて精悍な顔立ち――
短く切った髪は、スポーティでお洒落だった。
ジッと見下ろしてくる瞳も男の色香を漂わせて、艶っぽい――――
けど!
何故かドキドキ感が湧いてこない。
私どうしたんだろう……
やっぱり生徒の時と違って、慣れてしまったのかな?
いやいや前回のヤナセの時は、心臓が飛び出そうなくらい緊張したから、場慣れをした訳ではないと思う。
それともヤナセとアラタの格の違いだろうか?
研修だから無駄にときめかなくてもいいのかもしれないけど、こんなのでちゃんと股間が潤うか心配になってしまう。
そんなことを考えながら、アラタの顔を凝視していると
「コトミさん、俺の顔、怖いですか?」
「へ?」
「凄い目で見ているから……」
かなり顰めっ面をしていたようで、アラタは戸惑った声で聞いてきた。
「あっ! ごめんなさい! アラタさんの筋肉、凄いな~って思ったんです」
一応本当に思ったことを告げるとアラタは嬉しそうに微笑んで、指先で私の唇に触れてくる。
あっ……いよいよレッスンが始まった……。
気を引き締めてアラタの指先が、どう動くか唇に意識を集中させようとした時だった――――
アラタの体重で少し沈んだマットの反動が、背中に伝わってくる。
目の端に映る腕はワタリ程太くはないけれど、綺麗な筋肉が色っぽく感じた。
背中で隠れた照明の光が、アラタを眩しく縁どっている。
スッキリとしていて、それでいて精悍な顔立ち――
短く切った髪は、スポーティでお洒落だった。
ジッと見下ろしてくる瞳も男の色香を漂わせて、艶っぽい――――
けど!
何故かドキドキ感が湧いてこない。
私どうしたんだろう……
やっぱり生徒の時と違って、慣れてしまったのかな?
いやいや前回のヤナセの時は、心臓が飛び出そうなくらい緊張したから、場慣れをした訳ではないと思う。
それともヤナセとアラタの格の違いだろうか?
研修だから無駄にときめかなくてもいいのかもしれないけど、こんなのでちゃんと股間が潤うか心配になってしまう。
そんなことを考えながら、アラタの顔を凝視していると
「コトミさん、俺の顔、怖いですか?」
「へ?」
「凄い目で見ているから……」
かなり顰めっ面をしていたようで、アラタは戸惑った声で聞いてきた。
「あっ! ごめんなさい! アラタさんの筋肉、凄いな~って思ったんです」
一応本当に思ったことを告げるとアラタは嬉しそうに微笑んで、指先で私の唇に触れてくる。
あっ……いよいよレッスンが始まった……。
気を引き締めてアラタの指先が、どう動くか唇に意識を集中させようとした時だった――――

