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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

チュッポン……
と勢いよく離される――――ことはなく、チュプと小さな音を弾かせて、静かにアラタの唇は離れた。
「はっ! はぁぁぁぁ……」
解放された口を大きく開き、思いっきり息を吸い込む。
空気に触れた唇は、麻酔を掛けられた時みたいに痺れていた。
目を開けてアラタを見上げると、意味深な笑みを浮かべて私を見下ろしてくる瞳には、何か意図が隠れているように見えた。
「あ……ん……」
私の呼吸が落ち着いてきたのを見計らってか、アラタはまたゆっくりと撫でるようなキスを繰り返してくる。
唾液の滑りを利用して、アラタはグロスでも塗るみたいに私の唇を濡らしていく。
膨張した感覚がしていた唇は敏感さを取り戻し、アラタの熱と刺激を感じ取っていった。
さっきの口吸いとは違って、今度は微かに触れるだけのキスに息苦しさはない。
少しホッとして、アラタ流のキスに意識を集中させようとすると
「コトミさん、さっきの続きなんですけど」
唇を触れたままアラタは話を始めてきた――――。
「えっ……何?」
もう終わったと思っていた『掟』の話の続きと言われて、つい反応して返事をするのに動かした唇が、アラタの唇を強く掠める。
余りその話を広げて欲しくないし、キスしながらする内容ではないのでは?
――と思ったけど、アラタは口をくっ付けたままお構いなしに話を続けていく。
「講師の恋愛論です」
「う、うん……」
喋る度にお互い唇が擦れ合う感触が思いのほか気持ち良かったけど、まるで恋人とするキスみたいで少し複雑な気持ちになった。
と勢いよく離される――――ことはなく、チュプと小さな音を弾かせて、静かにアラタの唇は離れた。
「はっ! はぁぁぁぁ……」
解放された口を大きく開き、思いっきり息を吸い込む。
空気に触れた唇は、麻酔を掛けられた時みたいに痺れていた。
目を開けてアラタを見上げると、意味深な笑みを浮かべて私を見下ろしてくる瞳には、何か意図が隠れているように見えた。
「あ……ん……」
私の呼吸が落ち着いてきたのを見計らってか、アラタはまたゆっくりと撫でるようなキスを繰り返してくる。
唾液の滑りを利用して、アラタはグロスでも塗るみたいに私の唇を濡らしていく。
膨張した感覚がしていた唇は敏感さを取り戻し、アラタの熱と刺激を感じ取っていった。
さっきの口吸いとは違って、今度は微かに触れるだけのキスに息苦しさはない。
少しホッとして、アラタ流のキスに意識を集中させようとすると
「コトミさん、さっきの続きなんですけど」
唇を触れたままアラタは話を始めてきた――――。
「えっ……何?」
もう終わったと思っていた『掟』の話の続きと言われて、つい反応して返事をするのに動かした唇が、アラタの唇を強く掠める。
余りその話を広げて欲しくないし、キスしながらする内容ではないのでは?
――と思ったけど、アラタは口をくっ付けたままお構いなしに話を続けていく。
「講師の恋愛論です」
「う、うん……」
喋る度にお互い唇が擦れ合う感触が思いのほか気持ち良かったけど、まるで恋人とするキスみたいで少し複雑な気持ちになった。

