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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

予想外に曲者だったアラタに、無事にレッスンが終わることを心の中で願ってしまう――。
それとも、キスフェチなのかな?
一つ一つの仕草や発言に、アラタという人物を見極めていくのも女性講師として力を付けていくことなのかもしれない。
――――と、思って頑張れチワワ!
早速最初のレッスンから半泣きしそうな展開に、ラブカル女性講師、セイジへの道程は前途多難なことを痛感する。
私の胸の内など知らぬであろうアラタは、意気揚々と話を続けた。
「脱線してごめんね。要約するとそうなるけど、最初はそう思っていたんだ。だけど……最近あることを小耳に挟んで……」
ドッキン――――
嫌な予感がしてきた。
「あること?」
「スクールのルールが変わるかもしれないって……」
ドックン――――!!
予感は確信になった――――。
噂が流れているくらいなら、別に知られたところで支障はないのかも……。
だけどこの話が大きくなることによって、ヤナセの立場や自分たち女性講師に与えられる影響力が大きく変動していかないだろうか?
それに『掟改正』が今どの段階かさえも知りえない今、私がとやかく言えることは何も無い。
ここは当たり触らずに、流すことにしよう――――
「そう……それは凄いことかもしれないわね」
と意識し過ぎてしまって、却って素っ気なく言ってしまい内心焦った。
あぁぁぁ――――私のバカバカ!
『女は女優』よ、なんて言えやしないわ!
自分の凡ミスに凹み掛けたが、アラタはどうやら気にしていなかったようで、寧ろ少し興奮気味に目を光らせてくる。
「そうなんだよね……もしそれが本当になったら、講師続けながら恋愛出来るってことなんだなって思ってさ」
「え……それって……」
ようやく――ようやく少しずつアラタが言おうとしていることが見えてきたけど……
それ以上は見ない方が良いような気がした――――。
それとも、キスフェチなのかな?
一つ一つの仕草や発言に、アラタという人物を見極めていくのも女性講師として力を付けていくことなのかもしれない。
――――と、思って頑張れチワワ!
早速最初のレッスンから半泣きしそうな展開に、ラブカル女性講師、セイジへの道程は前途多難なことを痛感する。
私の胸の内など知らぬであろうアラタは、意気揚々と話を続けた。
「脱線してごめんね。要約するとそうなるけど、最初はそう思っていたんだ。だけど……最近あることを小耳に挟んで……」
ドッキン――――
嫌な予感がしてきた。
「あること?」
「スクールのルールが変わるかもしれないって……」
ドックン――――!!
予感は確信になった――――。
噂が流れているくらいなら、別に知られたところで支障はないのかも……。
だけどこの話が大きくなることによって、ヤナセの立場や自分たち女性講師に与えられる影響力が大きく変動していかないだろうか?
それに『掟改正』が今どの段階かさえも知りえない今、私がとやかく言えることは何も無い。
ここは当たり触らずに、流すことにしよう――――
「そう……それは凄いことかもしれないわね」
と意識し過ぎてしまって、却って素っ気なく言ってしまい内心焦った。
あぁぁぁ――――私のバカバカ!
『女は女優』よ、なんて言えやしないわ!
自分の凡ミスに凹み掛けたが、アラタはどうやら気にしていなかったようで、寧ろ少し興奮気味に目を光らせてくる。
「そうなんだよね……もしそれが本当になったら、講師続けながら恋愛出来るってことなんだなって思ってさ」
「え……それって……」
ようやく――ようやく少しずつアラタが言おうとしていることが見えてきたけど……
それ以上は見ない方が良いような気がした――――。

