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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目

そんなアラタに口を半開きにして、唖然としてしまう。
駄目だ……私が言わんとしていることが、全然伝わっていない。
今私がするべきことは何だろう――考えろチワワ!
胸を晒した状態で、なけなしの脳みそフル稼働させていく。
取り敢えずアラタは、レッスン相手のために一所懸命頑張ろうとしているのは解る。
だから今は私のために頑張ろうとしてくれている。
うん、これは二重丸!
だけどパフォーマンスが派手すぎて、ちょっと気後れしてしまう。
これは三角?
忠告は一応受け入れるけど、我は通すところはある。
これはちょっとマイナス……。
以上を足して割ってみると――
私が上手くアラタに合わせて微調整していくしかない??
なんともまぁ、数式にもならない答えが弾きだされた。
大丈夫……ハヤトの縛りプレイや、ナツのハプニングプレイに比べたらマシだし!
懐かしい記憶で自分を奮い立たせて、アラタにニッコリと微笑んだ。
「ありがとう。アラタさんの気持ちは凄く解ったし、相手のことを思っている気持ちは素晴らしいと思う」
「え……コトミさん、本当? 俺の気持ち少しは伝わってる?」
「うん! 『少し』は伝わっていると思うわ。だけどまた追々工夫するとして、今日はシンプルな流れをした方が良いと思うんだ。私もその方が嬉しいし!」
小さく膨れている胸の上に組んだ手を宛がって、満面の笑顔をアラタに向ける。
こう言っておいた方が、今のアラタには上手く伝わると思っていた。
だけど、ここからボタンの掛け違いが始まっていたなんて……
この時点では想像だにしていなかった――――。
駄目だ……私が言わんとしていることが、全然伝わっていない。
今私がするべきことは何だろう――考えろチワワ!
胸を晒した状態で、なけなしの脳みそフル稼働させていく。
取り敢えずアラタは、レッスン相手のために一所懸命頑張ろうとしているのは解る。
だから今は私のために頑張ろうとしてくれている。
うん、これは二重丸!
だけどパフォーマンスが派手すぎて、ちょっと気後れしてしまう。
これは三角?
忠告は一応受け入れるけど、我は通すところはある。
これはちょっとマイナス……。
以上を足して割ってみると――
私が上手くアラタに合わせて微調整していくしかない??
なんともまぁ、数式にもならない答えが弾きだされた。
大丈夫……ハヤトの縛りプレイや、ナツのハプニングプレイに比べたらマシだし!
懐かしい記憶で自分を奮い立たせて、アラタにニッコリと微笑んだ。
「ありがとう。アラタさんの気持ちは凄く解ったし、相手のことを思っている気持ちは素晴らしいと思う」
「え……コトミさん、本当? 俺の気持ち少しは伝わってる?」
「うん! 『少し』は伝わっていると思うわ。だけどまた追々工夫するとして、今日はシンプルな流れをした方が良いと思うんだ。私もその方が嬉しいし!」
小さく膨れている胸の上に組んだ手を宛がって、満面の笑顔をアラタに向ける。
こう言っておいた方が、今のアラタには上手く伝わると思っていた。
だけど、ここからボタンの掛け違いが始まっていたなんて……
この時点では想像だにしていなかった――――。

