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ラブカルチャースクール 3
第10章 I Lesson 2回目
私が一頻り言い終わるとアラタは満足そう気な笑みを浮かべて、ブラを邪魔にならないようにベッドから一旦降りて、ローブが置いてある机の上に乗せる。

「コトミさん、ちょっと待っていてね」

アラタは後ろ向きから振り返って、微笑む口の隙間から白い歯を光らせた。

小さく引き締まったお尻をこっちに向けながら、股間をゴソゴソと触っている。

「うん……」

ゴムを着けているのが分かった。

――いつの間に、勃起してたんだ。

サプライズと考えるのに夢中で、アラタの股間まで意識が行っていなかった。

いけない! いけない!
もう生徒の時と違うんだから。

綺麗な逆三角形の背中を眺めながら、自分の立ち位置を改めて考える。

まだ私もアラタと同じく新人だ。
あれこれ言えるほど偉くもない。

なら擬似レッスンぽく、生徒になりきってアラタとプレイすべきなのかな?

でも何か違う気がするんだよな……。

アラタが私を喜ばそうと模索するのと同様、自分は女性講師としてどうあるべきか模索する。

きっと今はまだ答えは出せないだろう。

私も男性講師と一緒に、成長していくしかないんだと思った――――。

靄がかった思考が一旦岸辺に辿り着くと同時に、アラタがベッドに戻ってきた。

「コトミさん、下も脱いじゃう?」

「え……ショーツ?」

「うん、その方が集中できるかなって思ったんだ」

「……そうね。脱ごうかな」

「脱がせていい?」

「うん、お願いします」

いつもなら自然な流れでショーツは脱がされていくのだけれど、こういうやり取りもありなのかもしれない。

ショーツも何か企んでいるのか、アラタは相変わらず嬉しそうに微笑んだ。

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