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ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ
そんな二人のやり取りを私とサナは顔を見合わせて苦笑いする。

チーン!

「よっし! 着いた~」

社員食堂にエレベーターが着いた瞬間、さっきまで怪しげな話をしていたジュリは、まるで子供のようにはしゃいで開いたドアから飛び出した。

「はぁ~たく……」

コロッと豹変したジュリに、カレンは小さく溜息を吐く。

レストランの入り口には今日のランチメニューと本日のお薦めの見本が並べられていて、見ているだけで食欲がそそられてくる。

お薦めメニューは、和洋中印から麺類、最近ではアジアン系まで加わって、どうにも社食には思えないほどの豪華さだ。

「どれどれ~Aランチが三元豚のみぞれ煮で、Bが鶏肉の炭火焼き、バジルソースか……」

「Cランチがズワイガニのクリームコロッケ……私これにしようかな!」

単純にズワイガニに魅かれて選んだ途端、ジュリはオカメみたいにニヤニヤ笑って身体を摺り寄せてくる。

「ジュリ、何よ?」

「やっだぁ~コトミったら、レッスンあとに生々しいわね~」

「はぁ? これコロッケだから生じゃないよ!」

「ブブッ!! やだコトミ、マジボケ!?」

ジュリの意味不明な冗談に真剣に答えただけなのに、思いっきり噴き出される。

「えっ!? ボケてないよ?」

「あははは~! コトミのそういうところ、可愛くて好きよ~。私Bにしよっと」

一人で自己完結したジュリは、メニューを頼みにカウンターへ行ってしまった。

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