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ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ

ドッキ――――ン!!
まるで私のレッスンを覗いていたかのような、ジュリの鋭さに驚いて心臓が跳ね上がる。
「だ、大丈夫だったひょ! あっつ!」
動揺を隠すためにさり気なくコロッケを口に入れたつもりが、話している途中で語尾が間抜けな音になった。
更に蕩けでたクリームにこもっていた熱が、口の中を襲ってくる。
「ひゃっ!」
「コトミ、水飲みな」
「はひがひょ!」
口を手で押さえた私に、サナが咄嗟に水が入ったコップを差し出してくれたけど、ちゃんとお礼が言えない。
その様子にジュリは
「怪しいわね~。レッスンで絶対あの男子と何かあったでしょ! 午後からヒアリングになったのもコトミのレッスンのせいだったりして~」
ギックゥゥゥ~!!
ジュリ……恐るべし洞察力。
こんなところが講師として見込まれたのだろうか?
「ない! ないっ! 普通のレッスンだったって!」
「ふ~ん。普通ってどんな?」
大抵の人ならここで納得しそうなものをジュリは獲物を狙ったハンターの如く、食いついてくる。
「普通って、普通だよ?」
「私、コトミの普通知らないもの~。具体的によ。例えば、キスの仕方とか……」
「はっ! キス!?」
誘導尋問のようにジュリにキスのことを聞かれた途端、あのしつこく唇をくっ付けたままのアラタのキスを思い出して、背中が震えそうになってしまう。
あれは本当に、ネチッこかったな……。
バキュームされるは、喋りながら唇を弾かれ続けるは、タラコになっちゃうかと思ったよ。
アラタの感触が唇に蘇ってきて、思ず眉間を寄せて遠い目をしてしまった。
まるで私のレッスンを覗いていたかのような、ジュリの鋭さに驚いて心臓が跳ね上がる。
「だ、大丈夫だったひょ! あっつ!」
動揺を隠すためにさり気なくコロッケを口に入れたつもりが、話している途中で語尾が間抜けな音になった。
更に蕩けでたクリームにこもっていた熱が、口の中を襲ってくる。
「ひゃっ!」
「コトミ、水飲みな」
「はひがひょ!」
口を手で押さえた私に、サナが咄嗟に水が入ったコップを差し出してくれたけど、ちゃんとお礼が言えない。
その様子にジュリは
「怪しいわね~。レッスンで絶対あの男子と何かあったでしょ! 午後からヒアリングになったのもコトミのレッスンのせいだったりして~」
ギックゥゥゥ~!!
ジュリ……恐るべし洞察力。
こんなところが講師として見込まれたのだろうか?
「ない! ないっ! 普通のレッスンだったって!」
「ふ~ん。普通ってどんな?」
大抵の人ならここで納得しそうなものをジュリは獲物を狙ったハンターの如く、食いついてくる。
「普通って、普通だよ?」
「私、コトミの普通知らないもの~。具体的によ。例えば、キスの仕方とか……」
「はっ! キス!?」
誘導尋問のようにジュリにキスのことを聞かれた途端、あのしつこく唇をくっ付けたままのアラタのキスを思い出して、背中が震えそうになってしまう。
あれは本当に、ネチッこかったな……。
バキュームされるは、喋りながら唇を弾かれ続けるは、タラコになっちゃうかと思ったよ。
アラタの感触が唇に蘇ってきて、思ず眉間を寄せて遠い目をしてしまった。

