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ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ

「やだぁコトミ……うっとりした顔して、そんなに気持ちの良いキスだったの?」
「はぁ~? そんなこないよ!」
眉間皺を寄せてうっとりする訳ないじゃん!
さっきジュリに洞察力があると思ったのは、撤回しておこう。
「結構体格もスタイルも良かったわよね~。名前はアラタ、だっけ」
ジュリは興味を持ったのか、アラタの座っている方に視線を送って口端を上げている。
流石『ハンタージュリ』!
ロックオンする講師をどんどん増やしていく。
まぁジュリだったら、あのアラタのプレイも結構気に入ったりして。
水で口の中を冷やしながら、そんなことを考えてしまった。
「前、スポーツジムのインストラクターしていたんだって。若い時からずっとスポーツしてたんじゃないかな?」
「かな? って、曖昧な情報ね~。こないだのレッスンで根掘り葉掘り聞かなかったの?」
「うん……そこまでは……」
どうやらジュリが担当になった新人講師は、根掘り葉掘り聞かれてしまっているのが想像できた。
「ふ~ん。折角だから聞いておいてよ」
聞いてみたらじゃなくて、『おいてよ』――なんだ。
「……でも個人情報じゃない?」
「支障ない程度なら大丈夫よ~。堅いこと言わないで~」
レッスンに支障がないことなら、良いのかな……。
でもそれじゃぁ、ヤナセの言う『善くよく相手を見る』にならないのかもしれない。
しっかりと向き合っていくのも、女性講師としての成長することだよね……。
気を取り直して余熱も取れたであろう残り半分のコロッケを食べようと、フォークを突き刺そうとした時だった――。
「はぁ~? そんなこないよ!」
眉間皺を寄せてうっとりする訳ないじゃん!
さっきジュリに洞察力があると思ったのは、撤回しておこう。
「結構体格もスタイルも良かったわよね~。名前はアラタ、だっけ」
ジュリは興味を持ったのか、アラタの座っている方に視線を送って口端を上げている。
流石『ハンタージュリ』!
ロックオンする講師をどんどん増やしていく。
まぁジュリだったら、あのアラタのプレイも結構気に入ったりして。
水で口の中を冷やしながら、そんなことを考えてしまった。
「前、スポーツジムのインストラクターしていたんだって。若い時からずっとスポーツしてたんじゃないかな?」
「かな? って、曖昧な情報ね~。こないだのレッスンで根掘り葉掘り聞かなかったの?」
「うん……そこまでは……」
どうやらジュリが担当になった新人講師は、根掘り葉掘り聞かれてしまっているのが想像できた。
「ふ~ん。折角だから聞いておいてよ」
聞いてみたらじゃなくて、『おいてよ』――なんだ。
「……でも個人情報じゃない?」
「支障ない程度なら大丈夫よ~。堅いこと言わないで~」
レッスンに支障がないことなら、良いのかな……。
でもそれじゃぁ、ヤナセの言う『善くよく相手を見る』にならないのかもしれない。
しっかりと向き合っていくのも、女性講師としての成長することだよね……。
気を取り直して余熱も取れたであろう残り半分のコロッケを食べようと、フォークを突き刺そうとした時だった――。

