この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ
おおおっ!
姉さん食いっぷりが男前!!
上品に小さく分けてから食べるかと思ったら、まさかの一気食い!

「あら~! クリーミィで美味しいわね~」

でも、感想は女子だった。

曰くのコロッケを食べて貰って、自分的にも少し気持ちが落ち着きそうだと思ったら――――

「あはははは~! 流石ぁ~四天王! そこまでやるんだ~」

いきなりジュリが楽しそうに笑い出した。

社食中に響き渡りそうなジュリの高らかな笑い声に、ホズミ以外の三人は何事かと呆気にとられる。

「ふふふ……当たり前じゃない、私を誰だと思っているのよ」

ホズミは親指で拭う唇に不敵な笑みを浮かべる。

「そうね、ただのオカマじゃないわね!」

「オカマ違う言ってんだろ!」

しつこいジュリの嫌がらせに、ホズミもついに男言葉になった。

「やぁ~ん! 怖い~!」

初めてホズミの男言葉を聞いたジュリは、冗談ぽく言って私の肩に手を乗せてホズミの視界から隠れるように身を寄せてくる。

いやいや! 今の全然怖くないでしょ!
だったらワタリの睨みの方が、よっぽど怖いわ!

なんやかんや言いながらもジュリは、ホズミとの掛け合いを楽しんでいるのだろう。

それにしてもさっきジュリが『そこまでやるんだ~』って言っていたけど、姉さんが何をしたんだろう?

ただコロッケ食べただけだよね?


そう……まだこの時私は、何も知らなかったのだ――――

二人にだけ通じている意味も――

コロッケを食べたホズミをアラタが愕然として見ていたことも――――。

色々謎がありながらも、今はこの和やかな空気の中で、ポジティブな気持ちで皆と一緒に笑っていられるのが幸せだった。

/961ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ