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ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ
ここの部屋に来たのは今回で二回目――――。

他の教室より少し狭い空間で、この美しい人と同じ空気を吸っていることに、ラブカルのビルの中なのに異国にいるみたいな気分にさせられる。

「レッスンの……大体の経緯は今の琴海さんのお話と、アラタの話を照合させて分かりました。琴海さんが……アラタの射精について、気になされることはありませんよ」

「でも、やっぱりもう少し他の方法を考えるべきだったかと……」

お昼あと前回と同じく報告書を書きながら、一人ずつ順番に口頭でのレッスンの報告をする時間が設けられた。

私たちの担当講師のヤナセみたいに、細やかなアフターフォローがあるからこそ、そこから沢山のことを学んでいける立場が凄くありがたいことだと思う。

だけど――今回のレッスンは前回に続きまた『チン騒動』があったため、前向きな気持ちよりも、ヤナセの手を煩わせた申し訳なさの方が数段上回っていく。

多分私の凹みぶりを察しているだろうヤナセは、報告を聞いている際も余計な口は一切挟まず、優しく微笑みながら頷いてくれていた。

「まぁ……先ほども申しましたが、大抵の講師は最初の研修で射精してしまいます。男子として自然の摂理ですので……それも久々の女性器への挿入ともなれば、我慢しなければならない分、余計興奮してしまう場合もあります」

相変わらず分かりやすい説明を涼し気な顔でサラッとヤナセは言うけど、ところどころの具体的な表現を淡々と言われる度に、こっちが恥ずかしくなるのは何故だろうか。

時たまこれもさり気ない『羞恥プレイ』な気がしてしまう。

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