この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ

講師として相手を見て、話を聞いて、理解することは基本中の基本なのに、講師同士でそれも出来ないなんて情けない。
「ヤナセさん、すみません。私がもう少ししっかりしていれば……アラタが言いたかったこともちゃんと考えます」
ヤナセは気にしなくても大丈夫と言ってくれたけど、ここまでボロボロだと流石に凹む。
机におでこが付きそうなくらい思いっきり、頭を項垂れた。
「琴海さん……アラタには今後のレッスンへの姿勢について、先ほど一緒に居たアラタの担当講師……カミジョウと指導致しました」
「はい……」
私のつむじに語り掛けてくるヤナセの声が凄く優しくて、自然と頭が上がりだす。
上目づかいでヤナセを見ると、満開のお薔薇のように艶やかに微笑みに否応なしに見惚れてしまった。
「今回は琴海さんも……ご経験上アラタにレッスンの雰囲気を掴んで欲しい思った気遣いをアラタが読み切れなかった未熟さにあるかと……今後はアラタに限らず他の二名にも、あくまでも女性講師としての立場で意見して頂けたらと思います」
笑顔だけどハッキリと力強く、言い切ってくれたヤナセの言葉に、地底に沈みそうになった気持ちが浮上する。
「はい、分かりました。私も今回のことを反省して、繰り返さないように気を付けます」
レッスンの状況的にアラタの失態がフューチャーされてしまったけど、私にだって少なからず責任はある。
それを今回強く注意することなく、ヤナセは次回の課題としてさり気なく提案してくれたのだ。
「ヤナセさん、すみません。私がもう少ししっかりしていれば……アラタが言いたかったこともちゃんと考えます」
ヤナセは気にしなくても大丈夫と言ってくれたけど、ここまでボロボロだと流石に凹む。
机におでこが付きそうなくらい思いっきり、頭を項垂れた。
「琴海さん……アラタには今後のレッスンへの姿勢について、先ほど一緒に居たアラタの担当講師……カミジョウと指導致しました」
「はい……」
私のつむじに語り掛けてくるヤナセの声が凄く優しくて、自然と頭が上がりだす。
上目づかいでヤナセを見ると、満開のお薔薇のように艶やかに微笑みに否応なしに見惚れてしまった。
「今回は琴海さんも……ご経験上アラタにレッスンの雰囲気を掴んで欲しい思った気遣いをアラタが読み切れなかった未熟さにあるかと……今後はアラタに限らず他の二名にも、あくまでも女性講師としての立場で意見して頂けたらと思います」
笑顔だけどハッキリと力強く、言い切ってくれたヤナセの言葉に、地底に沈みそうになった気持ちが浮上する。
「はい、分かりました。私も今回のことを反省して、繰り返さないように気を付けます」
レッスンの状況的にアラタの失態がフューチャーされてしまったけど、私にだって少なからず責任はある。
それを今回強く注意することなく、ヤナセは次回の課題としてさり気なく提案してくれたのだ。

