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ラブカルチャースクール 3
第11章 Lesson ポジティブ
これは何時もの『羞恥プレイ』の流れではないだろうか!?

今、胸やお腹って言ってよね?
癪ってそう意味だったんだ!!

医師免許を持っているヤナセに、安易に病名なんか言うもんじゃない。

このままでは下手すると、ブラウスも脱がされる可能性があるかも!?

生徒時代の数々のヤナセの『ドクタープレイ』が走馬燈のように頭の中を駆け巡り、恥かしさに顔が熱くなってきた。

ヤナセは机の上に片手を付いて、アーケードのように私を覆って顔を覗き込んでくる。

「おや……熱もありますか?」

「い、いえ……ヤナセさん、もう大丈夫みたいです~!」

妖しい状況と目の前の綺麗な顔に緊張の余り、語尾が尻上がりの変なイントネーションになる。

毎回こういうパターンになって、ヤナセからの辱めが中止されたことはない。

「琴海さん……熱……測りましょうか」

ヤナセはスーツの内ポケットから、体温計を取り出した。

ひぃぃぃ~!!
なんでそんなもの持っているんですか!?

猫型ロボットだって、体温計なんか出しませんよ!!

「だだだ、大丈夫です!」

「前回の……レッスンのことのありますので……用心された方が良いかと」

「あ……」

確かにそれを言われた、何も言えない――。

もしかして、本当に万が一のために体温計まで用意してくれていたのなら、凄く申し訳なく感じてしまって――――

「体温だけ……お願いします」

観念して、ヤナセメディカルの検診を受けることにした。

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