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ラブカルチャースクール 3
第3章 Lesson チェリー

あと少し……あとほんの数秒でいい……
この胸の中に居させて欲しい――――。
そう願って目を閉じると
「ねえ……琴海」
「はい?」
「何で……敬語なの?」
まさかここで、敬語で話しているのを突っ込まれるとは思わなかった。
「えっと……それはですね……一応セイジは先輩ですし、特別講師で私は入ったばかりの見習いみたいなものですし……」
本音は言いにくいから当たり障りなく言ったけど、世間的にも間違った答えではない筈だ。
だけどセイジは、更に抱き締める腕の力を強めてきた。
身体の密着度が高まって嬉しいけど、ちょっと息苦しい。
本当に突然、どうしちゃったんだろう?
私の顔に頬を寄せるようにセイジは頭を小さく左右に振って、首元に顔を埋めてくる。
今までにない甘えたぶりに、戸惑いながらもドキドキしてセイジに問い掛けるように名前を呼ぶと
「セイジ?」
「嫌だ……俺に敬語なんか使わないでよ」
「なっ!」
なななな、何だぁぁぁ――――っ!!
この可愛さは――――!!
衝撃と興奮の余り、足からロケット噴射して宇宙まで飛んでいきそうな気がした。
「だ、だけど……もう生徒の時とは違いますし。他の人の目もありますから!」
『掟』が変わるまでの自分への戒めを決意したばかりで、早々に決意を試されているようだ。
それも寄りにもよって、セイジに揺らがされるとは思いもよらなかった。
この胸の中に居させて欲しい――――。
そう願って目を閉じると
「ねえ……琴海」
「はい?」
「何で……敬語なの?」
まさかここで、敬語で話しているのを突っ込まれるとは思わなかった。
「えっと……それはですね……一応セイジは先輩ですし、特別講師で私は入ったばかりの見習いみたいなものですし……」
本音は言いにくいから当たり障りなく言ったけど、世間的にも間違った答えではない筈だ。
だけどセイジは、更に抱き締める腕の力を強めてきた。
身体の密着度が高まって嬉しいけど、ちょっと息苦しい。
本当に突然、どうしちゃったんだろう?
私の顔に頬を寄せるようにセイジは頭を小さく左右に振って、首元に顔を埋めてくる。
今までにない甘えたぶりに、戸惑いながらもドキドキしてセイジに問い掛けるように名前を呼ぶと
「セイジ?」
「嫌だ……俺に敬語なんか使わないでよ」
「なっ!」
なななな、何だぁぁぁ――――っ!!
この可愛さは――――!!
衝撃と興奮の余り、足からロケット噴射して宇宙まで飛んでいきそうな気がした。
「だ、だけど……もう生徒の時とは違いますし。他の人の目もありますから!」
『掟』が変わるまでの自分への戒めを決意したばかりで、早々に決意を試されているようだ。
それも寄りにもよって、セイジに揺らがされるとは思いもよらなかった。

